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新しい入試 海外合同入試

☆今年11月21日、シンガポールと香港で、首都圏私立中学海外合同入試が実施される。1回の受験で複数校の合格が可能になる実に画期的入試システムである。

☆今回は、聖学院、洗足学園、富士見丘、茗渓学園の4校が協力し合う。

☆こうして改めて4校をみると、確かにグローバル人材を養う教育環境やプログラムが充実している学校ばかりだ。

☆ここが重要なのだ。あくまでグローバル人材を養う教育の質が十分高く、甲乙つけ難しというところがポイントなのである。

☆海外で学んでいる人々の多くは、日本のドメスティックな偏差値準拠基準は、ひょっとしたら世界では通用しないということを見抜いているかもしれない。

☆偏差値準拠で見れば、見えない教育の質の高さも、グローバルなリベラルアーツ準拠で見れば、見えるのであろう。

☆もちろんグローバルといっても英語教育を充実しているだけではダメである。あくまでリベラルアーツ準拠。リベラルアーツとは、今日的には、自らを安心安全枠に閉じ込める壁を自ら恒常的に打ち砕き、新しき精神やアイデアを創造するというイノベーティブ精神のことと同意である。

☆リベラルアーツな学校とはイノベーティブスクールということになる。イノベーティブスクールは偏差値準拠のモノサシで測ることができない。だから、海外からみて教育の質が高いと思えるかどうかで、学校を選んでみるのもいよいよ大切なのではないか。

☆この海外からの視角、リベアルアーツな準拠枠、イノベーティブスクールとしての特徴を持っている学校は、50校あるだろうか?

☆今回の海外合同入試という新しい入試が、選抜の基準、学力の基準、選択の基準などについて、保護者ばかりでなく、受験市場やマスメディアなども真剣に考えるトリガーになることを期待する。

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