佼成学園女子は≪3TRX≫な私学
☆今月13日、佼成学園女子は、塾関係者対象説明会を開催。イノベーティブスクールである3T、3R、3Xの条件を満たしていることをみごとに証明するプレゼンとなった。同学園は≪3TRX≫な私学なのである。
☆Talent(才能)、Technology(技術)、Tolerance(寛容)というクリエイティブ・クラス(リチャード・フロリダ教授)の3条件は学内に満ちていることは、いうまでもない。
☆江川昭夫教頭は、ふつうの子を才媛にする学校であると語る。ふつうの子の潜在力を顕在化する教師との対話、そして多彩でグローバルなプログラムの開発(英語の佼成)はあまりに有名であるが、来年からさらに新機軸を打ち出すという。
☆山内日出夫校長によると、来年度から
①中高一貫の6ヵ年プログラムと高校3ヵ年プログラムの融合を念頭に入れた生徒育成像を構築。(参照→佼成学園女子の新たな動き)
②中学校で「留学準備講座」を設け、高校の留学コースと接続させる。
③高校の留学コースは文系のみだったが、理系希望の生徒も進むことができる。
☆ということのようだ。山内校長は会津大学というクリエイティブクラスを輩出する高等教育機関開設のリーダーだったから、理系こそ英語が必要であることを充分に理解している。
☆また江川教頭は、「帰国生だから英語を使って人生を切り拓いていけるでは中高の教育としては不足で、佼成学園女子の生徒はみな帰国生と同様に英語を使って議論ができ、思考することができるというように教育プログラムを広げ深めていきたいのです」と。
☆Toleranceに関しては、立正佼成会を開かれた庭野日敬先生の世界の宗教と協力し合い平和を求める精神が教育の土台にしっかりあることは周知の事実であろう。
☆3R(Reading=読み、wRiting=書き、aRithmetic=そろばん)に関しては、当然ながら充実しており、その証拠に進学実績も伸びている。サンデー毎日(2010年10月17日号)でも「大学合格実績が伸びている学校」としてとりあげられている。
☆3X(eXplore=探究、eXchange=議論、eXpress=プレゼン)は、まず留学コースは、このプログラムがべーすであるのは当然であり、中学から留学準備をするというのは、このようなプログラムをまずは6ヵ年広げて行こうということである。
☆そして英語学習の転移というのが江川教頭の持論で、このような学びが他教科や生徒のふだんの学びの活動に浸透していくように学内で議論されている。
☆この欧米先進国では当たり前のようになっている、プログラム&プロブレム・ベースド・ラーニングの開発への展望は、すでにPISA型入試という形でメッセージが発信されている。
☆佼成学園女子の特徴はたんに≪3TRX≫な学校というだけではなく、日々改革が行われ伸びているということである。それには言語革命やICT(iPadを使いこなす先生方の存在!)という知のテクノロジーへの好奇心が溢れている学内の雰囲気があるからだろう。佼成学園女子はイノベーティブスクールとしてますます期待がかかる。
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