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11月13日 公私協力プロジェクト 開催

☆今週11月13日、中村中学校で、「日本の未来を育てる 公私協力プロジェクト」が開催される。

☆協力校は、公立中高一貫校からは、両国と白鴎、私立中高一貫校からは安田と中村。受験市場と私学市場が明確に分かれるマーケットの状況から、江東区エリアの受験市場で、共通の利益を競争的に共在し、日本の未来を育てる教育の質を高めようという点で、興味深い試みである。

☆開催会場である中村学園の梅沢校長によると、

「昨年よりも100名以上申込みが増えています。いよいよ定着したかなとも思います。また、当日は激励に江東区長もいらっしゃるということで地域との協力という姿勢が改めて認知されたことを嬉しく感じております。 」

☆ということだ。地域で教育熱が持続的に盛り上がることは、質の高い市民の公共圏ができあがることだから、大いに結構ではないか。

☆大事なことは21世紀型市民の輩出とその公共圏の確立なのだ。

☆問題は、公立中高一貫校だけではなく、一般の公立学校の体制である。公立中高一貫校が地域の意識の高い子弟の避難所になってはそれはそれで困る。今回区長は、公私協力の姿をみて、受験市場を脱するためのアイデアを持ち帰り、地域全体の公立学校が、日本の未来を育てる機能をいかにして果たすか、区議会のメンバーと議論し、自らが21世紀型市民の熟議を全うして欲しい。

☆安田や中村がそのヘルプをするのであれば、これこそ真の「公私協力プロジェクト」だろう。もしそうならなければ、たんなる受験市場における宣伝活動である。「日本の未来を育てる」というビジョンがPRコピーでないことを期待する。

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