変わる教育の市場地図
☆昨日の講談社ホールで行われた「コンクリートから子どもたちへ」というカタリバ大学のオープン講座に参加して、主催側の面々の勢いと参加者の顔ぶれをみて、たしかに鈴木寛氏の教育構想は、コミュニティ・ソリューション型市場を形成しつつあると実感。
☆また11月16日、衆議院第二議員会館で行われた学校設置会社連盟設立5年記念シンポジウムに参加して、会社立学校の難しさを痛感した。そして、もともと新自由主義的発想でできた連盟が、どのような新しいマーケット・ソリューションを生みだすのかと思っていたら、その連盟メンバーの幾つかがコラボする「次代の教育を共に拓く会」の発足ニュースが報道された。
☆一方中学受験市場は冷え込む話が、広まり、結局大学受験市場の一部に吸収されるのではないかという雰囲気が濃厚になってきた。
☆そんななかである最大手教育関連企業が、受験産業から教育産業へというビジョンをますます押し進めてもいるという話を風の便りで聞いた。
☆コミュニティ・ソリューション型市場には宮台真司氏がときどき登場しているから、企業的マーケット・ソリューション型市場や大学受験マーケット型市場の見通しはなかなか苦しいのかもしれない。
☆おそらく宮台氏のビジョンが、社会というもの全体を捉えているだろうから。
☆しかし、私立学校は、どこにポジショニングを定めるべきなのであろうか。
☆根本的には宮台真司氏とは馬が合わないだろう。
☆私立学校の立ち位置の模索は、今後の社会に大きな影響を与えるだろうから、私学人とのますますの対話が必要になるだろう。私学市場という独自の自律したフィールドを確立できるかどうかということ。
☆それにしても、現場で教育はどんどん変わっている。12月7日あたりに昨年のPISAの結果が発表されるらしいが、その結果を見て、それぞれの教育の市場はどう反応するのだろうか。
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