白梅学園清修 丁寧な教育充実
☆開設5年目を迎えている白梅学園清修中等一貫部は、いよいよ本格的に、1期生の進路指導を展開し始めている。
☆知識の生徒と活用というハードワークな勉強と好奇心・開放的精神・批判的視点を育てるプレイフルな新しい学びのプログラムの両立を着々と進め、自律の中からクリエイティブな人材を輩出する教育を積み上げてきた。
☆清修生が、大学・社会と進んだ時、他を巻き込みながら幸せな生き方ができる女性像を掲げながら、建学の精神・ビジョン・戦略を進めてきた。
☆しかしながら、5年目になって、1期生の進路実現のステージでは、もはや包括的プロラムの構築や戦略の実現だけではなく、最終的には、清修生1人ひとりの意志と情熱にどれだけ教師が応えていくかというステージにシフトした。つまり実践から実戦へ、あるいは戦略/戦術から戦術/戦略という指導の発想の転換に到っている。
☆簡単に言えば、教師は、超現場主義で、画竜点睛を欠かない詰めに集中している。だから、個人の学びのプロセスフォリオを用意し、徹底的にどこを伸ばせばよいのか話し合っている。たんに模擬試験の結果の累積データではない。その段階では量的に見える化されているだけで、それを眺めてがんばろうだけでは、痒いところに手が届かないという。
☆日々刻刻変化するメンタル面、学びの状態、知識の蓄積の状態、知識の整理の状態、ストレス耐性の度合い、進路とモチベーションの関係、冷静に自己評価が出来ているかの度合い、素直さ、根性の度合い、集中力の形成の仕方の気づき度などなど、話し合い、質的見える化をし、さらにデータベースという測る化を進めている。
☆もちろん、最後はこのデータをぶっち切る生徒がでてくるだろう。しかし、そのためにもデータベースは必要だ。それはサポートになると同時に生徒1人ひとりが飛ばなければならないハードルになるからである。
☆丁寧な教育とは、最終的に教師が良きメンターになるということなのかもしれない。理念やビジョン、戦略、戦術の共有は当たり前で、何よりも大事なのは、生徒と伴走しながら、あるときは休憩し、あるときはマッサージし、あるときはスピードをあげていきながら、やがて独りで走っていけるようにサポートする賢者メンターなのかもしれない。
☆わずかな時間ではあったが、清修の進路指導の先生方のお話を聞きながら、そんなことを感じた。
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