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四谷大塚合判の志望者数の衝撃

☆「中学受験と私学中等教育10月号」(発行:森上教育研究所)によると、10月17日に実施された四谷大塚の合判テストの参加率の減少の度合いに今さらながら驚き。

☆以前から、代々木ゼミナール傘下にはいったサピックスの生徒が参加しなくなると言われてはきたが、実際にそうなったのだろう。

☆幾つかの学校の昨年対比をみてみよう。

開成 66%

麻布 64%

慶應普通部 54%

駒場東邦 46%

武蔵 78%

桐朋 73%

栄光 43%

聖光 60%

桜蔭 56%

女子学院 58%

フェリス 75%

雙葉 49%

☆この減り方は、尋常じゃない。これだけこの層が受験していないのだから、合判ででてくる偏差値は、昨年と比べてもあまり意味がない。当然、昨年と同程度の力の生徒の偏差値にずれがでてくる。偏差値は母集団のなかでの位置づけだから、高偏差値の生徒が参加していないのだから、偏差値は高めにでてしまう。

☆日能研と四谷の偏差値は、もはや同じようにはでてこないということだろう。むしろ四谷と首都圏模試は参加している学力層がにかよってきて、同じようなスコアになる可能性大。

☆ただし、日能研のセンター模試も、昨年よりは若干参加者が増えているが、それは微妙ゆえ、過去の偏差値と比較することはあまり意味がない。

☆そういう状況を踏まえた上で、偏差値はあくまで参考に過ぎないと覚悟を決め、志望校に向けて過去問にしっかり取り組み、作戦を考えて臨みたい。

☆それにしても、上記の学校の減った分がサピックスだとすると、受験市場は、またもやサピックスの独り勝ちということになるのか。

☆模擬試験のあり方が変わる時代がやってきた。

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