首都圏中学入試2011始まる③
首都圏中学入試2011始まる②のつづき。
☆1月12日現在、埼玉県の中学入試における総応募者数の昨対比は、101.1%である。しかし、男子校、女子校はこの段階でも80%に達していない。共学校は111.2%で、調子がよさそうに見えるが、一部の学校が牽引しているだけである。
☆11日、12日と埼玉県では試験が続いているわけであるが、応募者増の学校は、栄東 東大I、昌平 3回である。今年開校の開智未来も好調である。しかし、今のところ共学全体が好調というわけではない。
☆神奈川県も出願が始まり、まだまだ全貌は見えないが、栄光の初日出願は486名で、2010年は487名、2009年は489名であるから横ばい。
☆すでに締め切っている横浜共立Aは昨対比112,5%だが、フェリスは88.2%、鎌倉女学院1次は86.8%、清泉女学院1期は73.2%である。
☆一方筑駒の初日出願は、729名で、2010年は634名、2009年は696名であるから近年にない飛躍。公立中高一貫校は1月20日から出願だから、どうなるかわからないが、おそらく前評判通り増加するのだろう。
☆経済効率の教育政策システムを選択するか、価値の気づきを選択するか。
☆私学は後者の選択を喚起しなければならないが、建学の精神の現代的意義を問う現代化の挑戦は、市民より消費者という社会風潮の壁を乗り越えねばならない試練が待ち構えている。その挑戦こそ時代の要請ではある。
☆受験市場は、ここを踏まえてエールを送り続けなければならないだろう。
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