首都圏中学入試2011始まる⑲
☆前回の「首都圏中学入試2011始まる⑱」と同じように、昨年の同日(昨年は31日が日曜だったので、昨年の30日と今年の31日を対比)対比と昨対比の推移を追った。
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☆前回の「首都圏中学入試2011始まる⑱」と同じように、昨年の同日(昨年は31日が日曜だったので、昨年の30日と今年の31日を対比)対比と昨対比の推移を追った。
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☆2012年から、慶應大学は大学入試センター試験のようなマルチョイ(選択肢型)テストを見捨て、さらにAO入試に力をいれていく。また、同じ年、岡山大学は国際バカロレア(IB)入試を実施する。
☆これらも2012年問題に対応する戦術であり、実は大きな戦略だ。偏差値的な発想のテストは使わない時代の予兆である。
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☆産経新聞(2011年1月31日)によると、
首都圏の私立や国立大付属中学校の平成23年度入試が2月1日から本格的に始まる。大手進学塾の予測では、受験者数自体は約5万4千人と過去最高水準となるが、1人当たりの平均受験校数は4年連続低下の見込みで、5校を少し上回る程度。長引く不況などで“滑り止め”の受験を減らす傾向が強まっている。
☆首都圏の総定員数は50,000人を超えない。受験生数が54,000人いるのであれば、たとえ併願が減ったとしても問題はないはずだが、受験市場や私学市場の雰囲気は、言うまでもなく楽観的ではない。
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首都圏中学入試2011始まる⑯のつづき。
☆22日から28日までの首都圏中学受験の総出願数の推移をグラフにした。昨年との同日対比と昨年対比(昨年の最終件数と現在の件数比較)を配列した。(データは日能研倍率速報から)
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☆今年の入試状況の輪郭が見えてきた今、各私立学校は、2011年度のビジョンの吟味やバージョンアップのミーティングを始め出した。
☆昨日、「2006年スタート」という共通キーワードで、共立女子、かえつ有明、白梅学園清修が集結したのも、そのためだった。2011年をどのような転換点とするか、理念を具体化し、良いものは良いという意志を広めるか、そのバージョンアップについて熱い議論が行われた。
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☆今月茨木県から中学入試が始まって以降、各学校の応募者数の昨対比をウォッチしつづけている。その中で、神奈川エリアの男子校では、武相が勢いを増してきていると述べた。そんな折、不思議なもので、武相の先生及び保護者とメールで何度かやりとりができた。
☆また、武相の中高一貫校卒業生のOBの後輩あてのメッセージも手に入れることができた。28歳の若き外交官である。今でも、武相の精神「守破離」を学問とコミュニケーションに活かし続けているという。
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首都圏中学入試2011始まる⑭のつづき。
☆24日は、渋谷教育学園幕張1次の発表があった。その結果を見て、東京の出願をしたり変更したりということがあっただろう。昨年最終出願数と比べればまだ100%に達していないが、同日対比では昨年を超え始めている学校があるので、個々にはグーっと動きがあったところもある。
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首都圏中学入試2011始まる⑫のつづき。
☆22日開成の出願締切。昨対比105.5%。灘中合格組などの受験生もたくさん受けるから、実際には横バイというところだろうか。
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首都圏中学入試2011始まる⑪のつづき。
☆本日21日は大安。東京エリアの中高一貫校の出願は2日目。やはり、ここで昨年の応募状況に追いついた学校がかなりあった。
☆何人かの私学人と大安効果があったという情報交換をした。たしかに、東京の私立中高一貫校の出願数の昨対比は、昨日に比べ18%以上アップ。
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☆東京エリアの中高一貫校の出願スタート。四谷大塚入試情報センターによると、麻布の初日出願は682人(2010年は806人、2009年は700人)。開成の初日出願は909人(2010年は922人、2009年は919人)。武蔵の初日出願は390人(2010年は473人、2009年は441人)。駒場東邦初日出願は474人(2010年は430人、2009年は480人)。
☆昨年と比べると、麻布が激減のようにみえるが、2009年と比べてみると、昨年が激増だったというだけのことのようだ。全体の受験生が10%減といわれていることを考えにいれると、武蔵を除いては想定内か。
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☆NHK「ザ・コーチ」でも放送された灘校伝説の国語教師橋本先生の授業。「奇跡の教室」(伊藤氏貴著 小学館2010年12月)として昨年末出版された。
☆今年の灘中の入試も終わり、17日には合格発表が既に終わっているはずであるが、本書を読めば、灘校選択者は、改めて「奇跡の学校」を選んだと確信するだろう。
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首都圏中学入試2011始まる⑨のつづき。
☆神奈川エリアの男子校の応募状況は、18日以降少し動きがあるだろうと、「首都圏中学入試始まる2011⑥」で書いた通り、応募者数昨対比多い順ベスト10は、13日の時点の様相とは違う。今年の神奈川エリアの男子校の選択志向の特長は固まったかもしれない。
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首都圏中学入試2011始まる⑧のつづき。
☆神奈川エリアの出願情況には、従来とはやや変化がみえる。総応募者数は、まだ昨対比70%に到達していないが、そのような中で健闘している学校の顔ぶれに変化がでてきているのである。
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首都圏中学入試2011始まる⑦のつづき。
☆1月15日(土)は、2月1日に東京、神奈川が中学入試に突入するため、首都圏では私立中高一貫校の直前説明会などの生徒獲得のイベントが70箇所以上で行われた。神奈川エリアの栄光学園は、出願締切日。昨対比99.6%と、横ばいだが、栄光でさえ100%を超えられないわけだから、やはり応募者動向は、私学にとって厳しい風が吹いている。各校がギリギリまで直前説明会などの生徒獲得イベントを仕掛けるのは、こうした危機感の表れであることは否めない。
☆しかし、ただイベントの量を増やせばよいかというと、そうでないことはすでにどの学校もわかっている。ただ、どうすべきかはまだまだ明確な戦術目標がでてきていない。
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首都圏中学入試2011始まる⑥のつづき。
☆1月20日、東京の私立学校の出願がスタートしなければ、首都圏の中学入試の動向の全貌は見えないが、現状で推測できる範囲内で、学校選択の志向性の特長を考えてみたい。
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首都圏中学入試2011始まる⑤のつづき。
☆昨日、神奈川の男子私立中高一貫校では、桐光の出願がスタートした。共学校では山手学院もスタート。栄光の出願締切は15日、浅野、サレジオは17日、慶應普通部は18日であるから、そのあとまた男子校の応募者の集まり具合は変わるだろう。
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首都圏中学入試2011始まる④のつづき。
☆男子同様、神奈川県の女子私立中高一貫校の総応募者数の昨対比は、まだまだ昨年並みに到達していない。56.4%である。
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首都圏中学入試2011始まる③のつづき。
☆1月12日現在で、神奈川県の男子私立中高一貫校の総応募者数の昨対比は、45.3%であるから、全貌は見えないが、応募者昨対比で多い順ベスト10を列挙すると、次のようになる。(慶應普通部は、日能研倍率速報では集計中。桐光男子部は本日、法政第二は明日出願)
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首都圏中学入試2011始まる②のつづき。
☆1月12日現在、埼玉県の中学入試における総応募者数の昨対比は、101.1%である。しかし、男子校、女子校はこの段階でも80%に達していない。共学校は111.2%で、調子がよさそうに見えるが、一部の学校が牽引しているだけである。
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☆東進タイムズ(2010/12/27)によると、
筑波大学は、医学群医学類が平成23年度入試において、募集人員を3人増員することを発表した。同大学は、平成23年度入試において個別学力検査等(前期日程)の募集人員58人に増員分3人を加えて募集し、61人とする。その入学者の中から『茨城県地域医療医師修学資金』修学生2人を募集する。
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☆8日(土)、佼成学園女子は第7回学校説明会を開催。2月からの中学入試に向けての大きな説明会としては最終説明会だろう。
☆しかしながら、終わりは初めであった。入学したらどのように成長していくのか、在校生の成長の様子やそのための教育内容・活動が1つひとつ丁寧に説明された。しかも、その成長のロールモデルとして、1年間のニュージランド留学から帰国したばかりの高2生が登場し、外国人教師と英語で対話をする姿を披露した。
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☆かつて、四谷大塚は「予習」シリーズを売り物にしてきたし、日能研は「復習」主義。今もそうだろうか?しかし、いずれにしても、どちらもレトリックに過ぎない。
☆当時は、市場で競争するとき、わかりやすい表現がよかったし、対照的な関係を作った方が、市場は盛り上がるというマーケティングの戦略だったような。。。
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「グッドスクールの例⑨ 麻布」のつづき。
☆かえつ有明は、そのキャンパスが、臨海副都心という最先端の都市づくりの一環として存在しているところからもわかるように、とにかくそのビジョンは新しい。未来性を感じる教育内容、教育施設、教育活動が充実している。
☆あまりに先進的だと、選択する側は勇気がいるものだ。特に内向き日本と言われる昨今は、大学進学実績さえ充実していればそれでよいという風潮になりがち。しかし、教養という文化資本が豊かな場合、自分を超えて公共的な立場に立って、物事を判断できる。
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☆首都圏で中学入試が始まっているが、2月の7日ぐらいまでは、チャンスが続く。試験を受けてきた後、子どもの話を聞いた時に、こんなことを言うようになったのかと成長を感じたときに、おそらく合格する可能性が高い。
☆入試も、プランを立てて実際に実行(DO)するわけだから、試験終了後、振り返り、アクションを練り直すというPDCAのサイクルが当てはまる。
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☆産経ニュース(2011年1月6日)によると、
NHK出身のジャーナリストで、いまやテレビのニュース系バラエティー番組に欠かせない池上彰氏(60)が、今年3月末でテレビのレギュラー番組を降り、特別番組に専念する意向であることが6日分かった。池上氏と親しい関係者によると、「レギュラー番組があるので、ジャーナリストとして海外などに行けず、足を使った取材の時間が取れないのがつらい」と話していたという。また、著書の執筆に時間を充てたいということも理由という。この関係者は「これまで通り、特別番組には出演していくと話していた」としている。
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「首都圏中学入試2011始まる」のつづき。
☆明日10日からは、埼玉県の私立中学入試が始まる。首都圏の受験生は減少すると言われながらも、埼玉の私立共学校総応募者数は、現時点で昨対比109.3%(日能研倍率速報による)である。何がそうさせているのか。
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☆産経新聞のコラム「産経抄」(2011.1.8)には、≪私学の系譜≫を考えるヒントがある。『武士道』を書き上げた新渡戸稲造が台湾総督府の技師となったときの話とNHKの次期会長選びの最有力候補とされる慶応義塾の前塾長、安西祐一郎氏の話が対比されている。
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グッドスクールの例⑧ 聖学院のつづき。
☆麻布学園がグッドスクールであることは言うまでもない。家庭の文化資本もいろいろな理由で相当高いし、学校自体の文化資本も破格である。何と言っても、麻布の入試問題の右にでるような問題はあるのだろうか。創造的能力をきちんと選抜できる内容であるのは、業界では周知の事実である。新しい公共人を輩出する環境も整っている。
☆しかし、その中でも学校の高文化資本について、一言確認したいことがある。それは図書館を中心に教師がいかに知的文化資本を蓄積する活動を日々行っているかということである。当然それが生徒の才能を豊かにしていく環境そのものある。
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☆本日、土浦日本大学中等教育学校の第一回目の一般入試がスタート。いよいよ2011年の首都圏中学入試が本格化する。
☆土浦日大中等教育学校の応募者数の昨年対比は、126%という人気である。首都圏の中学受験生が、経済不調、教育政策、公立重視化の影響で、5%から10%も減るのではという業界予測の中での成果である。
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☆学校以外で、ほんとうの「新しい学び」を見つけた。武蔵野市立吉祥寺美術館で行われている子どものためのアート&パフォーマンス。メディアアーティストの岩井俊雄さんがデザインする空間と世界。「100かいだてのいえのひみつ」。
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☆2011年は当たり前のことであるが、2012年に向けて準備の年である。しかし、その意味するところは、21世紀に入って以来言われ続けてきた21世紀型社会の現実化が起こる本格的な転換期ということである。
☆21世紀型社会とは知識基盤社会とも言われているが、この「知識」というものが21世紀になって10年経て、世間にも20世紀型の「知識」とは文脈が違うという理解が広まってきたのだ。
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グッドスクールの例⑦ 八雲学園のつづき。
☆聖学院も破格のグッドスクールであるが、世間は意外とそのことに気づいていない。だから、そこに気づいて同学院を選択する家庭の文化資本は豊かである。アメリカンフットボールや鉄研、アートなど他校にはない広がりと深さがあるのだが、そこに気づき受け入れるには家庭の見識としての文化資本度が高くなければならないのかもしれない。
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グッドスクールの例⑥ 立教女学院のつづき。
☆八雲学園の説明会は、講義とパフォーマンス、授業、そしてフィールドワークが満載。近藤校長の理念とビジョン、そして時代を見据えるパースペクティブを共有できる受験生の家庭の文化資本度は豊かである。豊かな精神活動を生みだすリニューアルされた教育空間デザインにフィールドワークをしながら感動できるのも文化度が高い証しである。
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☆産経新聞 (2010年1月3日)によると、
5年ごとに教育政策の基本目標を定めている国の「教育振興基本計画」について、文部科学省が1年前倒しで改定し、平成24年度から新計画をスタートさせることを検討していることが2日、分かった。経済的な理由で高校や大学進学をあきらめる子供をなくす行政支援拡充や、小中学校の少人数学級推進などを国の計画として盛り込み、早期に実行するのが目的だ。
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☆立教女学院を選択するには、学院の庭園空間、チャペル空間、パイプオルガンの響き、礼拝、聖書などを受け入れる準備が家庭になければならない。それ自体高文化資本を有していることを示唆している。
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☆2011年度の海陽学園の入試は始まっている。すでに特別給費生入試は、昨年12月19日に実施されている。同学園サイトによると、同月15日現在で309人の応募があったようだ。
☆何せ入学金から学費まで支援してもらえる制度だからということもあるのかもしれないが、この入試だけで、ここ数年の総応募者数に達しているのではないだろうか。
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