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グッドスクールの例⑦ 八雲学園

グッドスクールの例⑥ 立教女学院のつづき。

☆八雲学園の説明会は、講義とパフォーマンス、授業、そしてフィールドワークが満載。近藤校長の理念とビジョン、そして時代を見据えるパースペクティブを共有できる受験生の家庭の文化資本度は豊かである。豊かな精神活動を生みだすリニューアルされた教育空間デザインにフィールドワークをしながら感動できるのも文化度が高い証しである。

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☆学校の独自に有している文化資本も豊かだ。それを明快に表しているのは、まずは4つの特色。

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☆そしてリニューアルした校舎。新校舎と言ってもよいのだが、椅子や机ひとつとっても創意工夫がされ、その集大成が図書館だ。

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☆それから、姉妹校ケイトスクールとの交流や研修のシステム。ケイトスクールの教育を学び、ケイトスクールも八雲の教育を学ぶというフラットな関係が続いているため、八雲学園の文化資本の豊かさは他校とは比較できないほどである。

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☆八雲の空間デザインはおもてなし空間であり、それがケイトスクールにとっては、高い倫理観の象徴のように感じられるようだ。八雲学園にとって、ケイトスクールのキャンパスは自然の中にすっぽりはいっていて、自然の中での学園生活の重要な点は自然と技術と人間が有機的につながるコミュニケーションにあることを改めて感じるようである。

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☆創造的能力選抜機能として入試問題の作り方は年々進化している。大枠は変わらないが、記述問題が増えたり、法則を自ら見つけなければならない算数の良問も出題されている。

☆ 新しい公共的な人材は、まさに八雲学園の多様な行事やクラブ活動の中で形成されている。フォローし合いながらリーダーを形成していくというが八雲学園のリーダーシップの特長。強いリーダーが環境を作るというよりは、環境がリーダーを生み出すといったほうがよいだろう。だから、リーダーのチャンスはどの生徒にもめぐってくる。社会正義を大切にするリベラルな雰囲気で満たされているといえよう。

☆中学が開設されてまだ新しいので、社会に出ているOGの数は少ないが、すでにそこで学園で身についたリーダーシップを発揮しているようである。

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