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発見!ほんとうの「新しい学び」

☆学校以外で、ほんとうの「新しい学び」を見つけた。武蔵野市立吉祥寺美術館で行われている子どものためのアート&パフォーマンス。メディアアーティストの岩井俊雄さんがデザインする空間と世界。「100かいだてのいえのひみつ」。

100kai

☆もちろん、この空間の中で、子どもといっしょに遊び、子どもの著作権フリーで大盤振る舞いなアイデアに圧倒される心地よさが何よりであるが、プロジェクト・ベース学習とかマルチプル・インテリジェンスとかMITラボの子どものための学び開発に興味のある方は、この快い空間をどう説明するのかチャレンジしてみてはどうだろうか。

☆学校教育の中で切り捨てられるものが、すべてデザインされているのだから。岩井さんに少しお話を聞けたが、静かな情熱が伝わってきた。

☆実際にテレビ番組やDSのソフトも制作・編集しているから、プログラムの開発視点のシステムがあまりにも豊かである。しかし、それを子どもから受容し、子どもに返しているわけだけだから、まさにアートや実はコンピュータサイエンスの最前線を子どもとアナログの世界で共有している。

☆またパフォーマンスからギャラリーへの道ゆきとギャラリーの空間デザインが実に新鮮。学校の教育空間もこうでなくてはと思う。

☆2次元と3次元とn次元の配置、編集プロセスのポートフォリオ、5000人以上の子どもとのコラボを作品にする展示。それに100かいだてのいえのアイデアは、身近な家庭生活をつないで、しかも個性的で多様性があるにもかかわらず、見事にハイパーテキスト風に統一されている。モザイクではなく統一させているものは何か?それは見てのお楽しみ。

子どもたちとのコラボの作品は、次のサイトを参照。

みんなの100かいだてのいえニュース

☆岩井さんはたくさん本を出版していて、アイデアの生まれる過程をオープンにしている。中高生や大学生のワークショップをアレンジするのにも参考になる。そんな本の中で、シンプルでめちゃくちゃかわいい3冊セットの絵本はオススメ。

どっちが?絵本3冊セット

Iwaisan

☆筑駒のかわいらしい詩の問題も、この絵本でバッチリ。遊びと学びのスクランブルディメンションづくりは学校でもできる・・・カモ。

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