震災の影響 卒業証明書が遅れた場合
☆NTS教育研究所のスタッフが、FMICS高等教育問題研究所のメンバーとやりとりしているある問題を知らせてくれた。
☆今回の震災により、またその影響で計画停電などが実施され、高校の卒業式が延期されたり、式に参加できなかった場合、「卒業証明書」を受け取るのが遅くなる懸念があるという。
☆多くの学校では、「卒業証明書」は卒業式のときに渡されるようだ。大学の入学式の時にもし「卒業証明書」を持っていけない事態が生じたらどうなるのか、そんな心配が生まれているらしい。
☆現在の大学は、エンロールメントストラテージは練られているだろうから、臨機応変に対応してくれるはずだが、実際のところ最高のサービスの構えが大学の事務局で行われているかどうかは、やはり心配である。
☆郵政民営化がなされ、さぞかしサービスがよくなっただろうと思っていると、なるほどすばらしいところもあるが、そうでないところもあって驚いてしまうときがしばしば。
☆大学という権威(本来学問の自由を守ることがミッションで権威とは程遠いところであるはずだが)あるところは、なおさら、なかなかそうはいかないかもしれない。
☆そんな憶測や先入観を払しょくしようと、鋭意努力されている集団が、FMICSである。目配り、気配り、気遣いという一見小さな力が、大きな変革を生むという姿勢を貫いている。
☆文科省に対する「卒業証明書」問題の解決への働きかけもその現れ。気遣いという、人間存在の不安を見出し、払拭していく限りない対話こそ、問題を解決していく根拠であろう。
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