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21世紀型教育 私立学校と公立学校の差異

☆月刊誌「教育と医学」(2011年2月号)に、久保田賢一関西大学教授の「ICTが育む探究型学習」という論考が載っている。そこで、久保田教授は、次のような「従来型学力」と「新しい能力」の比較表を公開している。

20vs21

☆「新しい能力」というのは探究型学習が育む力だというのだろう。総合学習ではうまくいかなかったけれど、そのアイデアはICTとつながることで、復活するというのだろう。

☆従来の学力観では、成績の上下で「自己否定感」を持ってしまうが、探求型だとそれはないとう調査報告は、すでに見てきたから、大事な視点である。

☆しかし、これはこれで、見事に20世紀型ポストモダニズムにすぎない。ICTにつながることによって、エジプト革命のように教育政策者が想定していないクリエイティビティが生まれる可能性は十分にあるが、意図なき教育政策は政策とは言わないだろう。

☆さて、これがハード面では21世紀型だがソフト面は20世紀型であるということを教育政策者側がどこまで理解しているかは検討しなければならないことである。

☆しかし、同時に私立学校の21世紀型教育観は、これとはどう違うのかその差異も確認しなければなるまい。

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