玉川聖学院 深化する教育共同体
☆玉川聖学院の中高部長(校長)に水口洋先生が就任されて数年が経つ。水口先生と言えば本物の教育の話題以外に興味がなく、陽だまりの誠の道をゆったりとまっすぐ歩いている先生である。
☆すでに長い間、人間学という教育全体の基礎であるプログラムを考案・実践してきた。そのプログラムは、公立私立問わず全国的に有名で、多くの学校から見学やヒアリングに訪れるほど。
☆部長に就任する以前は、学内外の教師と生徒と、この世界の平和を構築する人間存在全体の基礎プログラムを共有してきた。
☆そして部長に就任してからは、保護者と人間学のプログラムを共にしているということだ。水口先生は、「生徒は人生の春を悩みながらも謳歌しているが、保護者は自らの人生の夏を汗だくになって生き抜こうとしている。そして保護者の両親は人生の秋、そして冬を迎えている。社会全体が行き詰っている中で、保護者も人生の夏を生きながら、子どもの春と両親の秋と冬全体を引き受けるのは、かなり難しくなっている」と。
☆「だから、このアイデンティティ不定の時代にあって、拠り所をどのように構築していくのか、人間学を通してともに考えていくことは大切である」とも。保護者とはさらに読書会も開催されているという。出席者は50名を超えると。
☆学内外の教師、在校生、在校生の保護者が、人間存在の基礎である水口先生の人間学で考え対話する。これぞ本物の教育共同体と言わずして何と言うのか。
☆3.11以降、私たちは本物あるいは本質的なものあるいは根源的なものとは何か問い返す知の欲望が高まっているのは否めない事実だろう。
P.S.
もちろん、2011年の大学合格実績も順調。国公立大学、早慶上智、ICU、理科大、GMARCHは46名。
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