2012年 東大が変わる?
☆時事通信によると、7月22日(金)15時59分配信
東京大学は22日、入試だけでなく、入学後の授業も全て英語で行う「学部英語コース特別選考」を来年度から実施すると発表した。入学、卒業とも秋で、同大の学部で秋入学は初めて。
☆グローバル人材育成推進室とともに動いているのかどうかわからないが、英語教育に拍車がかかることは必至。
募集するのは、教養学部の国際日本研究と国際環境学の2コース。募集人数はいずれも若干名で、書類やエッセーによる書面審査をした上で、英語による面接での選考を予定している。地域によってはインターネットを通じた面接や、大学側が受験生の面接に出向くことも検討している。
☆国際日本研究というのが、英語でなされる。。。今まで無かったのが不思議なくらいである。日本を発信していなかったわけだ。当然、丸山真男の日本研究は再び生きてくる。となると、being in the worldからbeing in the mononoawareへの世界が復活。3・11以降の流れにもつながるし、リスボン大地震の時に目覚めた啓蒙思想的な動きも再考される。
出願資格の要件として、小学校6年間のうち最低5年間、中・高6年間のうち最低5年間は日本語以外の言語で教育を受けていることとし、同大の一般入試との併願はできない。外国人留学生や帰国子女のほか、国内のインターナショナルスクール出身者も対象になるといい、同大は「日本人の応募を拒むものではない」と話している。
☆インタナショナル・バカロレア(IB)が再び注目を浴びるわけだ。これもまた、今まで国内ではで認められてこなかったというのが不思議であるが、中高の授業にも変化をもたらす。
☆しかも、東大が変わるのである。文科省の学習指導要領が変わるよりもなぜかインパクトがある。公立高校や公立中高一貫校の英語の授業、現代文の授業、社会科の授業が、ディスカッション形式、論文形式などに変化するだろう。IBというのがそういうタイプの授業だからである。
☆私立学校も授業の質を強力にアピールしていくチャンスである。
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