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私立中高一貫校は質の競争必然か?

☆総務省の労働力調査から、年収階級別男子正規職員・従業員の人数割合の推移を作ってみた。本調査の階級分けは細かいので、3つにまとめて制作した。経済の回復の兆しのあった2006年を起点に、リーマンショック以降どういう推移をたどるのか・・・。

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☆年収500万円以上は、世帯収入を考え合わせれば、中学受験の家庭層だろうから、この階級層から8%から10%ぐらいがいなくなっているのは、中学入試の市場ではかなりのダメージ。

☆その中でサバイバルする私立とそうでない私立とに分かれるわけだが、これは勝ち組負け組という発想に陥る。私立学校はただでさえ、希少価値の教育拠点なのに、こんな発想に押しつぶされてはいけない。

☆質の競争によって、私立中高一貫校全体が希少価値(真理を政府の教育政策に対峙させるという意味で)の教育拠点を保守しなければならないだろう。

☆量的リサーチから質的リサーチに思い切り転換しなければならないが、量より質だと唱えているだけでは、実際には量的リサーチの枠内で質的競争をしていることになり、モトノモクアミなのである。。。

☆質的リサーチの手法を大々的に探求する意欲のある私立中高一貫校はどこだろう。公立中高一貫校は、むしろ大学進学指導重点校化し、量的リサーチの枠組みを広げるベクトルを邁進する。明確に差異が見える化されるよきチャンスであるのだが。

☆ハーバードだスタンフォードだPISA型だあと叫ぶわりには、世の中も質的リサーチを意識しない。リベラルアーツもノーブレス・オブリージュも量的リサーチのみならず質的リサーチを大切にする教育拠点なのだが。つまり、教養とは趣味ではないのである。論理であり思想であり科学であるのだが・・・。

☆嘆いてもしかたがない。まずは、質的リサーチのイノベーションを教育に織りなしていく私立中高一貫校と地道に歩んでいこう。

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