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なでしこジャパンの意味

☆デイリースポーツ 7月15日(金)7時23分配信によると、

フジテレビ・関西系が緊急生放送した14日未明のサッカー女子W杯ドイツ大会(対スウェーデン戦)前半部の平均視聴率が、関東地区で5・4%(関西地区は3・9%)をマークした。14日午前3時35分から、1対1だった後半10~11分の午前5時までが反映され、瞬間最高は8・1%(午前4時59分、関西は同5・6%)。また、NHK・BS1でも午前3時10分から同5時まで中継され、関東で3・2%だった。“合計”8・6%は、なでしこJAPANのW杯視聴率(予選含む)で過去最高となった。

☆節電だあっ!政局の不安定なんとかしろー!とか、憤懣やる方のない私たちの気持ちが解放され、元気をもらった瞬間だろう。

☆情念的には嬉しいし、たしかに経済的な効果を生むきっかけになり、それが東北の被災地の復興に好循環を生み出すことになって欲しい。

☆しかし、一方で文科省の戦略も見え隠れする。というのも先月スポーツ基本法が成立し、スポーツ立国戦略を推進しているのも文科省であり、内向き人材が多くなり、グローバリゼーションで後れを取りつつある私たちの国において、海外で活躍しようというグローバル人材の育成推進を企図しているのも文科省だからである。

☆今回のなでしこジャパンの活躍は、スポーツ立国戦略の広告塔になるだろうし、澤穂希選手のように海外に移籍して、強くなっている姿は、グローバル人材育成に拍車がかかる契機になるかもしれない。

☆広告塔に使われるのはかわいそうだなどという情念的なことを言いたいのではない。そんなことはどうでもよい。女子サッカーも30年前はあまり期待されていなかったために、運営するための資金が不足して苦労していたこともあっただろうし、それはスポーツや芸術の世の常で、スポンサーサードは重要である。

☆そんなことより、スポーツ基本法のコンセプトやグローバル人材育成推進の理念が重要なのである。それは渋沢栄一ではないが、「論語とそろばん」なのである。道徳経済同一説という理念である。

☆この理念の広告塔こそなでしこジャパンの本位である。文科省が背景にあることでもあるし、教育も同様である。公立学校にも理念があるということはどういうことか、大いに熟議すべきチャンスが到来ということだろう。

☆この点について私立学校は優れたモデルであることも再認識すべき時である。

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