Willナビ おもしろい。海城、渋幕、豊島岡の質差がわかる③
☆「出題のポイントは、どういったところにあるのでしょうか。」「来年受験を控えた小学6年生は、あと半年でどのような学習上の準備をすればよいとお考えですか。」という質問に対しても、豊島岡と渋幕は、従来型の学習観を展開しているのに対し、海城は、新しい学習観の流れも語る。 まるで、豊島岡と渋幕は新しい学力観の認識がないかのように編集されている。
☆「実際の入試に先立って、サピックスオープンなどの模擬試験をどのように活用すればよいとお考えですか。」という質問にいたっては、豊島岡と渋幕はあまりにも抽象的かつ一般的であるので、まったく受験生にとって役に立ちそうにもないが、海城は、極めて具体的に丁寧で、受験生の悩みに対して、痒いところに手が届く回答になっている。
☆実際に、Willナビを読んでみるとよいと思う。
☆さて、「最後に、受験期を迎えた小学生にメッセージをいただければと」いう質問に到っては、あまりに質差が明快になっている。
☆豊島岡も渋幕も自分に関心をもつことばかりが語られているのに対し、海城は、
学びの究極の形は、すごい人物を見て、自分もそうなりたいと“感染”することだと思います。だから子どもたちには、何かを感じ取れる感受性を持ってほしいですね。そして、自分もそうなりたいと思ったときに、利害を超えてそれに向かって行ける姿勢を持ってもらいたい。志望校も、学校のブランドや偏差値だけではなく、過去の入試問題を見て、「この学校はいいな。自分に合っているな」という感受性で選ぶことはとても大事だと思います。
☆そして、これが教育座談会のシメの言葉になっている。おそるべし、Willナビ・・・。
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