世界同時株安の意味するコト
☆本日10時22分現在の日経平均株価は、8699.41円(前日比-398.15円)で推移。欧米を中心とする世界的な景気減速懸念や米国債格下げを受けたリスク回避の加速から、8日のNYダウが634ドル安と急落。すでに4日の段階で、ニューヨーク株式市場は、ダウ平均が512ドル安とリーマン・ショック後の2008年12月以来、史上9番目の下げ幅を記録している。
☆この世界同時株安は、当然日経平均にも影響。3/17以来となる8700円を割り込む展開になっている。また、為替相場では、野田財務相の辞任の意向発表もあり、円売り介入実施が困難になったと読んでいるのか、リスク回避の円高傾向となっている。
☆さて、この世界同時株安は、一過性のものなのか、それとも今後の世界経済に影響を与えていくものなのか?金融業界は、いろいろな見方をしているだろうが、とにかく一過性と願ってはいるだろう。しかし、そうだろうか。
☆オバマ大統領も、「格付け会社がなんと言おうと 、我々は常にトリプルAの国だ」と声明を出したが、今回ばかりは言葉に論拠がなかったようだ。ダウの急落はとまらない。
☆世界経済の秩序の枠組みが堅固であれば、一過性のことだろう。しかし、その秩序がほころびかけているとしたら、2012年、各国首脳の交代の間隙になにが起こるかわからない。首脳交代のときは、ポジティブな側面ばかりに目が行くし、まずは勝たなければならないし、地盤を安定させなければならないから、ネガティブな根本的な問題は無視されるだろう。
☆大衆の喜びそうなインセンティブを用意するが、金がないから借金するに違いない。日米が民主党に変わった時を思い起こせばそうではないか。借金してお金をばらまくのである。未来の子供が借金を返せばよいとばかりに。
☆このことによって、大衆は大衆でいることをやめ、もう操作されるのはゴメンだと気づいたわけだ。少なくとも日本は3・11によって、それは確実になった。もうすぐ、11:02である。
☆このとき祈る私たちの心には、それが強く意識される。
☆科学にコントロールされるのはやめよう。
☆科学をコントロールする知を、専門家ではなく大衆がもとう。すると、大衆は大衆でなくなるのだ。世界同時株安。富裕層の金融工学操作に屈してはいけない。
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