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共立女子の教育 ぐんと伸びる在校生

☆本日、学明舎(青葉台校)で、共立女子の渡辺校長と学明舎の教室長桑名先生と私立学校の求める学力について、対話しながらの講演会となった。

☆話の基本は、知識の積み上げとそれらをつなげるだけの学力ではなく、激動の社会や世界の中で解なき出来事を自ら解決する発想とその自分で見つけた解を実現化していける論理的思考力を養うところに私学の学力観はあるということだった。

☆そのような発想力と論理的思考力は、思春期を迎える中学生の時期にしっかり定着させるように、授業や多様な行事があるのだという話になった。特にアートが、自己を見つめ自己沈潜し、そこから浮上して羽ばたくプロセスのカリキュラムになっているというリベラルアーツの話に保護者の方々の目は輝いた。

☆そして何より入試問題を作成する教師の協力体制の話や模擬試験の偏差値ではなく、過去問の偏差値が結果的にあがればよいのであるという話には、大きくうなずいていた様子だった。

☆詳細データ(今春卒業者)が配布され、決して中学入学時の偏差値が大学合格と相関があるわけではないという証明には、保護者はどれほど勇気づけられたことか。ここでは詳細を公表するにはあまりに詳細すぎるので、公表できないが、各入試日程の入学者のうち

A日程 24.8%が国・難関私大

B日程 20.1%が国・難関私大

C日程 16.51%が国・難関私大

☆というデータの公表は問題ないだろう。

☆また東大にはいった2名の卒業生は、中学受験のときは、どちらもA日程だったが、10番以内に入っているわけではなかった。6年間の教育の中で骨太の学力を形成していったのだ。読書に!アートに!フィールドワークに!実験に!文化祭に!・・・・なんにでも仲間とともに取り組んだ。そのコミュニケーション能力にこそ学力伸長の秘密がある。

☆それと中学受験の時に国語ができていた生徒は、その後の伸びも著しいそうである。論理的思考と批判的思考は、やはりすべてのベースであるということだろう。

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