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まずは帰国生入試・英語教育を本格的に行っている学校を探そう!

7月末、六本木でJOBA主催の帰国生入試校の合同説明会の話題に触れたことがある。昨年よりも多くの参加者があると書いたが、その時は、この意味についてまだ明確に気づいていなかったようだ。

☆たしかに、帰国生を本格的に受け入れている学校は、

今後未来を拓くであろうことは、今後10年を待たなくても、来年2012年問題が勃発した時に、その優位性・卓越性が明らかになるはずである。

☆と書いているから、意識していなかったわけではなかったのだが、中学受験生が減っているという危機感募る受験市場の中、帰国生入試の説明会が燃え上がっていたり、帰国生入試担当の先生方の動きが俊敏だったりしているのを目の当たりにみていると、これはもっと重要な「出来事」が起ころうとしているということではないか。

☆昨日、共立女子で帰国生の説明会が開催されたということだが、昨年に比べ相当参加者数が増えたと驚きの知らせをもらった。

かえつ有明も、学校説明会に参加する帰国生のファミリーがどっと押し寄せている。同校のIB研究は成果を上げているし、一般生もクリティカルシンキングをベースにしたニュートレジャーを活用しており、英語教育は高い評価を受けている。もともと、そのニュートレジャーを編集した英語教員2人は、同校の教員であるということも知る人ぞ知るという具合だ。

聖学院、茗渓、洗足学園、富士見丘も、ニューヨーク、香港、シンガポールで帰国生入試のための統一試験を実施する俊敏な動きをしている

☆海城学園は、今春から中学入試で帰国生入試を実施し、多くの受験生を確保したが、歩留まりは予想通りはいかなかったので、捲土重来でダイナミックに動いている。

☆広尾学園は、インターコースが効を奏しているし、学内留学制度というインターコースの生徒と一般コースの生徒の互恵的学習環境の設定も学内全体のモチベーションをあげ、学内外で高く評価されている。

☆帰国生は、

1)MARCHなどのクラスの附属校を目標とするタイプ

2)東大や海外大学を目標とするタイプ

3)世界標準のスケールの教育を受けることを目標とするタイプ

☆に分かれる。

☆もちろん、これらは混在としているのだが、第一義に考えるとと聞くと、上記のようになるだろう。このニーズにしたがって、帰国生対応のシステムを整えている学校も分類できるだろう。

A附属校タイプ―安心主義志向

B進学校タイプ―功利主義志向

C本質的タイプ―普遍主義志向

☆2012年以降、世界は相当混乱すると言われている。そこを乗り切るには、教育は欠かせない。どういう学校を選択するか?

☆帰国生入試に本格的に取り組んでいるいないにかかわらず、学校は、保守主義志向、功利主義志向、普遍主義志向である。しかし、ドメスティックという前提条件がつくと、危機に直面した時に、

安心主義→保守主義

功利主義→リバタリアニズム

普遍主義→同調主義

☆に転じやすいリスクがある。だから、まずは帰国生入試に本格的に取り組んでいる学校か本格的な英語教育を実施している学校を調べ、その中で、自分の信条―安心主義か功利主義か普遍主義か―に合う学校に絞っていくと、リスクは回避されるのではないだろうか。

☆とにかく、小学生の帰国生は年々増えている。文科省の統計要覧(平成23年度版)によると、

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☆これは、アジアの経済好調や円高などの為替経済の動向に相関している可能性があるから、今後ますますということになるか。エリア別の在留小学生数の割合は、同データから作成すると次のようになる。

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