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洗足学園 理想の女子教育

☆洗足学園といえば、今や広く誰もが知っている女子中高一貫校である。神奈川エリアにはあるが、東京エリアにあるイメージが強い。

☆20世紀型教育の桜蔭、フェリス、横浜共立、横浜雙葉とは全く違う21世紀型教育を実践し、さまざまなシーンで成功を収めている。

☆この成功の理由は、生徒一人ひとりの個性を生かす学びのチャンスが限りなく提供される柔軟なカリキュラムやシラバス、つまり柔軟なということは脱カリキュラム、脱シラバスという発想で学校が運営されているからなのである。

☆とはいえ、それは思い付きではない。中学の時代の徹底した学びのベースづくりに力を入れているから、高校になってから柔軟に応用力が効くのである。

☆中学の時に学ぶ習慣をつけるのに力が入れられているが、それは知識を覚えたり、読書をしたり、論文を書いたり、海外で英語を活用したり、世界の舞台でプレゼンをしたり、議論をしたりといった知的活動に抵抗を感じずに学ぶ力や学ぼうとする力が俊敏に稼働するためだ。

☆基礎基本というと知識を覚えることと誤解されやすいが、洗足学園の学力の基礎は、知識、思考、表現、プレゼン、議論など21世紀型学びの構成要素のことを指している。20世紀型は、知識と計算で十分なはずだった。しかし、これからはそうはいかないことは言うまでもない。

☆そしてさらに、なんといってもその学力というのは、地域や海外でのフィールドワークで、状況に埋め込まれた文脈を知識に動員するリアルで高次元の学びによって基礎固めされるのである。

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