かえつ有明 ケンブリッジ戦略
☆本ブログで、帰国生入試や英語教育に本気に取り組んでいる学校を探そうと書いたが、かえつ有明のケンブリッジ戦略は、そのすべてを結集するプログラムである。
☆嘉悦大学はケンブリッジにホールを持っているから、そこで英語のみならず、サイエンスのプログラムも行っている。
☆かえつ有明は、来年豊洲に移転してはじめて中学からの一期生が卒業する。この6年間高い理想を掲げ、試行錯誤しながらハイヤーオーダーシンキングを養成するシラバスやプログラム作りに尽力してきた。
☆すべての教科が、このような学際的で高次思考養成の授業やプログラムに取り組んできた。大衆化した中学受験業界の一部からは、そんな難しいことはできるのかと揶揄や皮肉の声を耳にしたことだろう。しかし、もはや20世紀型教育は終止符を打たねばならない。21世紀型教育を国をあげてやろうという機運も生まれているぐらいだ。
☆しかし、その道のりは困難である。その道を歩まねば子どもたちの未来は開かれない。揺るぎなき信念で、先生方は一丸となって進んだ。
☆その一つのシンボル的なプログラムはサイエンス科であり、TOKであり、ニュートレジャーの編集であり、プラウド入試である。
☆そしてその集大成がケンブリッジプログラムである。英国「タイムズ」誌の別冊THESが毎年発表している「QS世界大学ランキング」の2011年の結果によると、ケンブリッジ大学がハーバード大学を抜いて1位になった(東大は25位)。
☆世界経済がアジアにシフトしているが、そこを支える文化の水脈には英国文化が流れ込んでいる。もともとパブリックスクールは、≪私学の系譜≫のルーツであるから、嘉悦理事長がケンブリッジこだわってきたのはわかるが、実に慧眼である。
☆ケンブリッジ戦略については、グッドスクールコミュニティサイトの主宰鈴木氏が詳しく語っているので、そちらをぜひご覧あれ。
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