聖学院・女子聖学院・富士見丘・洗足学園の脱偏差値路線 保護者が感動
☆9月11日、聖学院ホールで、聖学院、女子聖学院、富士見丘、洗足学園が、私立学校の教育を高らかに謳った。参加者はおよそ150名。
☆第一部は、それぞれの学校がDVDやパワーポイントを使いながら各学校の授業の質や21世紀型教育(20世紀型教育は偏差値偏重ということ)について熱くわかりやすく語った。
☆女子聖学院は、教師力を中心に教育の質を語った。富士見丘は、授業の中で生徒があるとき学力をジャンプさせる瞬間をDVDとパワーポイントの教師と生徒の関係図で語った。ジャンプの瞬間は生徒自身が、無駄とも思えるような準備を行う努力の後にやってくることがよくわかった。なるほど偏差値アップ以上にそのジャンプのパワフルなこと。
☆洗足学園と聖学院は、グローバルな世界状況の中で、日本の教育がいかに立ち遅れているか詳しいデータで語った。会場の保護者のアンケートによると、そこまでの情報を知らない受験生は、学校選択を誤るところだった。今日は参加してよかったという感想があったそうだ。
☆そして聖学院、富士見丘、洗足学園の先生方は、最後にパネルディスカッションをして、私立の中でも、20世紀型教育を行っているところと、21世紀型教育を行っているところがあるから、そこをきちんと見据えたうえで、どちらにするか判断するようにというまとめを行った。
☆どちらがよいかは、保護者の自由であるが、チームビルディングの力、ディスカッション力、メンターの力、コラボレーションの力、プレゼンテーションの力などがグローバル世界でサバイブするスキルであることは火を見るより明らかだし、聖学院の平方先生の語るように、東大の入試問題が解けるのに、このようなサバイブ技術は必要としない。20世紀型教育ベースの中高などで学んだ力では、世界の問題が私たち自身の身近な生活に直結する時代にあって、共に生きる人材を養うことはできないのである。
☆脱偏差値路線のベクトルを受験生の保護者と共鳴できた説明会だった。
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