共立女子の教育の重要な理由[04]
☆表紙は、生徒から応募して投票によって決められる。今回の投票結果表紙を飾ったのは高校2年生の形山みなみさん。投票上位作品も公開されている。
☆こうしてみると、いずれも優れているが、一位になった形山みなみさんの作品は、アートというよりもまたマンガというよりもデザイン的に完成度が高いという点で、抜きんでている。そして、それを認める生徒が存在しているというところが共立女子の教育のポイントである。形山さんは、同誌の中でこう語っている。
イメージタイトルを意識しつつ、女子校らしいかわいさを表現したいと思いました。
☆今回のそのイメージタイトルとは、表紙にあるように“Pray From Kyoritsu, Pray For Japan”である。震災復興のために直接祈りを込める表現をするのでなもなく、希望を直接表現するのでもない。遠くの被災地を思いながら、飛んで行って直接支援できないが、いまここで自分たちが自分たちらしくできることを自己相対化して、思いを発信している。
☆かわいいデザインだけれど、不安が宙づりになっていることを隠していない。しかし、小さな花の命を守るように抱きかかえているのは、被災地から離れている女子校の生徒らしい祈りである。(ちゃんとダビンチコードが表現されているのも、祈りにぴったり)
☆さて、このような共立生たちが育つのはなぜだろう。それを知るには、全校生徒2000名を超える女子中高生による共立祭にでかけるのが一番である。
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