聖学院 知られざる豊かな教育[04]
☆さて、聖学院の入試問題について。入試日は2月1日、2日、3日、4日の4日間。試験は3種類。
①英語選抜(2月1日午前)英語による面接
≪一般≫英検準2級以上≪帰国≫英検準1級以上(英検2級以下、未取得者は、英語の筆記試験あり)
②一般入試(2月1日午前・2月2日午前)国算または国算社理
③特待選抜(2月1日午後・2月2日午後・2月3日午後・2月4日午前)国算または国算社理
☆小学校の英語必修化に伴い、帰国生でなくても、英語をかなり学んでいる生徒に門戸が開かれているというのは、21世紀型教育をビジョンに掲げているだけのことはある。
☆それから、これはとても重要なことであるが、一般入試と特待選抜の両方があるということだが、これは聖学院を受ける受けないにかかわらず、聖学院の両種類の過去問を学ぶことが重要である。
☆これは中学受験をするしない、公立中高一貫校を受ける受けないにかかわらず、ぜひ解いてもらいたいのである。
☆というのも一般入試は、小学校卒業時点で、どこまで基礎的な知識や思考力をトレーニングしておけばよいかという目安になるし、特待選抜では、小学校卒業時に、ここまで論理的思考を自ら追っていくことができれば、今後かなりの勉強を自分でやっていける準備ができるからである。
☆つまり、偏差値がどうのこうのではなく、聖学院の一般入試と特待選抜の過去問を丁寧に勉強した小学生は、この先聖学院もしくは同質の環境で学べば、世界大学ランキング100位内の大学に入学できる可能性が高いからである。
☆特に特待選抜の入試は、思考過程をていねいにみる問題になっている。各教科の先生によると、国語は読解過程を読み解く力がポイントで、数学は途中式も見る問題があるように、解答を導く過程がポイント。社会は3分野が出題されるが、分野ごとに出題されるのではなく、3分野がリンクして出題される。学際的なのである。理科は、極端な話、既存の知識がなくても、問題を考えていく足場が細かく作られているので、そこを丁寧に上っていけば、それ自体が思考過程になる。ふだんの授業において、最近接発達領域を意識している教師が作問していることがよくわかる問題である。
☆なるほど、入試問題は学校の顔である。
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