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広尾学園の人気 前年対比120%

☆学校サイトで教育の質がやはりわかる。10月22日(土)、広尾学園では、中学学校説明会と授業体験会が開催。その様子を同学園サイトで見ることができる。

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☆それにしても、参加者は前年対比120%で、1400人が集ったそうである。世の中7%から10%は減っているという話の中、なんと勢いのある話なのだろうか。

☆しかし、同学園のサイトをみればわかるとおり、電子ボードというテクノロジーを巧みに使いながら、情熱的な教師のタレントが発揮されている。本当かどうかと思う人もいるようだが、論より証拠見てくれば良いじゃないか。

☆写真以上の生徒の熱気を感じることができる。

☆なぜ人気があるのか?当たり前である。増えようが減ろうが45000人の私立の中学受験生はしばらくいる。この中で、いわゆる御三家に合格するのは、何人なのか?1500人弱である。もう少し難しい中学も含めば、3000人である。10%も満たない。

☆二子玉川や用賀のちょっとオシャレなレストランに入ろうものなら、受験生の保護者が、だれができてだれができない。うちの子なんてという話で大盛り上がりの場面に遭遇し、ドキドキしてしまうときもしばしばだが、本当は、うちの子なんてて思いたくないのが親である。

☆親子で自己否定感を増幅してどうなるのだろうか。そんなことでよいわけはない。そんなルサンチマン(嫉妬・嫌悪・怨恨・憎悪・羨望の入り混じった呪いのような感情)を解放したいという気持ちでいっぱいなのが受験生の親。いや受験生の親でなくてもそうだ。というよりも高校入試の受験生の親のルサンチマンは水面下で募っているようだ。どうする公立高校。いくら神国呪術の国と言えども、一億総ルサンチマンは嬉しくない。

☆そこで、広尾学園の噂を聞いた親は、説明会に行って驚愕する。すべての生徒にチャンスがある学校だと即理解するからである。

☆多くの学校の先生と話をするチャンスがあるが、生徒が集まらない学校の先生方の口からはルサンチマンの感情があふれ出る。

☆今は集まりがよくなくても、ルサンチマンを払しょくしようという意志のある教師(そういう教師を優秀というのである)がたくさんいる学校は、いずれ必ず人気を回復できる。革新的でルサンチマンバスターズとしての教師がたくさんいるかどうかが決め手である。教授法が優秀なだけではそうはならない。

☆生徒に自己肯定感を持たせたいなら、教師自らがルサンチマンバスターズでなければならない。

☆懐疑的ではダメなのである。批判的と懐疑的は全く違う。懐疑論者は、自らのことを棚に上げる保守主義者であり、無関心論者である。どうせ真実はみえないとか、そんな良いことばかり言われても・・・とか、本心は違うのではないの~とか、本気で褒めているのですか~とか言われることもあるが、そのような人材がいるところには、人は集まらない。

☆懐疑的とウィットに富んでいるもまったく違う。ジレンマや葛藤を引き受け、それがなかなか解決できないことを知ったうえで、笑える言動はゆるぎなき信念を持っている証拠だ。

☆そのような自己肯定感を持った教師で満ちているのが、今の広尾学園である。それを保護者は身に染みて感じるのだ。そう思う今日このごろである。

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