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併願志向性の分析 女子[01] 桜蔭・JG・雙葉・フェリス

☆しばらく男子の併願志向性分析を書いてきたので、そろそろ女子についても。さて、桜蔭、JG、雙葉、フェリスの併願傾向は、

桜蔭 ①豊島岡女子 ②浦和明の星女子 ③豊島岡女子3 ④豊島岡女子2
女子学院 ①浦和明の星女子 ②豊島岡女子 ③頌栄2 ④吉祥女子3
雙葉 ①浦和明の星女子 ②頌栄2 ③白百合 ④普連土2
フェリス ①横浜共立B ②洗足3 ③鎌倉女学院2 ④鎌倉女学院

☆わかりやすい志向性である。それぞれの第一志望率は、

桜蔭 60%

JG 76%

雙葉 81%

フェリス 71%

☆いずれも高いが、併願志向性は、ESの桜蔭は、4校ともESだから、併願で迷うことはない。偏差値で選べばよいのである。

☆ところがほかの3つは、併願校の特徴が一つではない。GSの女子学院は、ESが3校にTSが一校である。浦和明の星、頌栄はキリスト教と関係があるし、大学実績もよい。吉祥女子は自由の質は違うだろうが、自由な雰囲気があるし、大学実績もよい。JGのようなプロテスタントの女子校は、ほかにないので、どうしても偏差値や大学合格実績だけでは決めれられないという幾つかのパターンのシミュレーションをしているのが了解できる。

☆TSである雙葉は第一志望率が最も高いから、併願は迷うだろうが、意外とキリスト教(主義)学校で、大学進学実績がよければよいという感じだろうか。

☆TSのフェリスは、本質的には最も併願作戦は迷うだろう。TS、GS、ESとバラけているし、必ずしもキリスト教主義ではない学校も志向している。これはエリア的な理由があり、選択校が限られているということも影響している。洗足まで通える範囲にいる受験生は、JGの併願志向性をみて、普連土というラインもあるのではないだろうか。

☆田町にでればよいのだから、鎌倉女学院エリアも実は通えるの場所もあるのではないか。すると、横浜共立、洗足、普連土、鎌倉女学院というラインが前面にでてきてくる可能性もあるのではないか。

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