併願志向性の分析[08]男子 玉社・駒東・サレジオ・芝・巣鴨・聖光・桐朋
☆攻玉社、駒東、サレジオ、芝、巣鴨、聖光、桐朋の併願志向性は以下の通り。( )内は第一志望率(%)。
攻玉社(45) ①浅野 ②攻玉社2 ③世田谷学園3 ④世田谷学園2
駒場東邦(74) ①芝2 ②浅野 ③海城2 ④筑駒
サレジオ学院(54) ①浅野 ②サレジオ学院B ③東京都市大付 ④高輪B
芝(69) ①芝2 ②成城2 ③東京都市大付 ④高輪B
巣鴨(50) ①巣鴨2②江戸川取手 ③城北埼玉 ④市川
聖光(47) ①浅野 ②聖光2 ③開成 ④逗子開成3
桐朋(80) ①立教新座 ②穎明館3 ③西武文理 ④穎明館2
☆玉社、サレジオ、芝はESであるが、併願校もすべてES。受験生・保護者の選択は一貫している。ES巣鴨も、SS市川を除いて、ほかはESで、市川が1月入試校であることを考慮すれば、やはり一貫しているといえよう。
☆この4校の中で、ESとして勢いを感じるのは、玉社と巣鴨。併願校がサレジオ、芝と違う。ESは偏差値で学校選択をするから、そういう意味では、端的に偏差値の高低が違うということ。
☆さらにサレジオ学院はその教育理念からいって、ESでよいのかどうか学校自身は問い返さねばならないだろう。
☆桐朋は、いつの間にかTSになっているが、やはり併願校の半分はTSである。かつては、大江健三郎イチオシの男子校だったのに・・・。大江健三郎の大切なテーマに、「新しい人」というのがあるが・・・。
☆駒場東邦と聖光の両校自身はESであるが、学校選択者の志向性はESとGSの両方が存在するということか。
☆浅野が創造的破壊の教育改革をやれば、神奈川の男子校は大いに変わるだろうに。これだけ併願されるのだから。
☆サレジオ学院と浅野は、大学進学実績の責任は大いに果たしているが、≪私学の系譜≫としてのミッションはどうなのだろうか・・・。モッタイナイ。
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