聖学院 男子校の文化祭 「創立105周年記念祭」
☆ストレートに自分の興味と関心の世界と成果をぶつけてくる。まず自分の世界の魅力と奥深さをひたすら真剣にもしかしたら愚直に語りかけてくる。探究とはこんなにピュアなものなのかと感じないではいられない。
☆この虫グッズは圧巻としか言いようがない。もちろん本物の昆虫。男子校ならではの様子だろう。
☆美術部のタッチアートも見ごたえ、いやいやヤリガイがある。部室の壁中ラクガキしてよい。アートはさんかしながらつくりながらみながらはなしながらできていく。描かれた絵だけではなく、そこにいる参加者も合わせてアート。
☆そして、なといっても部員とタッチアートの一体感そのものがアートである。
(あれ?この部員は、鉄道模型コンテストで受賞した鉄研のメンバーの一人では・・・)
☆男子校と言えば、鉄研。ひたすら模型を動かしている姿に感動。なぜ鉄研は楽しいのか?模型が使えるからです。ではなぜ模型は楽しいの?模型だからです。といった感じで没入している姿は、やはり男子校らしい。
☆物理部部長は、身近な現象の背景に法則があるのを見つけるのが心地よいと語ってくれた。本当に純粋な目がまぶしいが、なるほどこの目で見えない自然の美の法則を見出すのだろう。
☆大がかりな力学体験装置。これなら、物理も好きになれそうである。
☆スタジオズブリでは、映画を自主制作。パロディがただただひたすらおもしろいのである。英語科のAV教室のモニターから流れる映像群は、新鮮。この暗がりの中で笑い声が聞こえる雰囲気が気に入った。
☆モニターはたくさんあるのに。かたまってああでもないこうでもないと批評しながら見る姿になぜかホッとした(笑)。
☆何やら妖しげなコスチュームも。男子校ならではの風物詩ではある。
☆さまざまなパフォーマンスと研究発表に、参加する側も時間を忘れるが、しっかり生徒たちの力作をゲットすることもお忘れなく。あらゆる体験・経験を論理的に組み立てなおす聖学院の学びの秘密は、レポートの山にある。一回のエントランスホールでは、「学校だより」も手に入れられる。記念祭体験のあとに、この「学校だより」を読めば、聖学院の6年間の教育システムとその質がよくわかる。
☆タッチアートは、時を刻むごとに変化する。アートは流転する。それを包み込むマインドは変わらない。写真部の近江八幡の写真は必見。建築家ヴォーリズは、教育だけではなく医療でも日本を救った。そして戦後の日本の在り方を救った。ヴォーリズの精神を継承する建物は、聖学院にある。南部バプテスト派の西南学院中高は、新校舎建築のときに、ヴォーリズの精神を実感しに聖学院を訪れたほど。
☆吹奏楽にライブに、女装のコントに、聖学院を化学する実験展示会に、体験空間は満載!明日はあなたもゲートを通り抜けてみてはいかがだろう。そこは、見事な男子校の世界が広がっている。
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