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21会(21世紀型教育を創る会)第2回 in 広尾学園[2]

☆大橋先生の提言はハードルが高いといったが、おもしろいのは、21会のメンバーにとって高いという認識はない。それは実現しなければならないミッションであり、だからこそ21世紀型教育を標榜し、帰国生の受け入れや留学のシステムを構築しているのである。

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☆そのように言うのは平方先生。そして、「たしかに21会のメンバーやメンバーの学校の保護者は、海外大学進学への認識はあるかもしれないけれど、広く見渡したときに、GAPはかなりあるでしょう。そこは啓蒙をする方法を考えて実現しましょう」と。

☆鈴木氏は、実際にIBのプログラムのアドバイザーであるだけに、そのシステムの現場の話を披露した。IBへの理解を広め深めることも重要であると。

☆田中先生は、洗足学園は海外留学や海外研修、帰国生の受け入れも先進的に作り上げてきたが、まだまだやることがあることに気づき、さらにブラッシュアップしていかねばならないと高い意識を抱かれたようだった。

☆石川先生は、そのためには、海外大学進学のシステムだけでは教育は成り立たないので、実は通常の授業を海外大学進学のプログラム、もっというとIB並みの授業構築を急がなければならないと、海外に目を向けつつ、学内の質の充実も必要であると語った。

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☆大橋先生も、IBそのものを導入するやり方ではなく、IBレベルの質を担保した授業やコース作りをしてきた理由には、石川先生と同じ考え方があったと、授業の質の重要性を確認された。

☆大島先生は、そのためには、教師のテスト作成のトレーニングが欠かせないが、その重要性は誰もが共有するが、浸透させるのは難しい。大学入試や模擬試験自体が、思考力重視の問題ではないわけだから、テスト作成のトレーニングもそれに逆規定されてしまうこともあるのだと。

☆すると小村氏が、それは教育産業が変わらなくてはならないということでしょうが、そこに私もチャレンジしていると未来の可能性の話をした。

☆鈴木氏は、受験産業と教育産業は区別したほうがよい、受験産業の模擬試験は、現状の大学入試や中学入試をモデルに作るが、教育産業はガバメントと連携して、そこを変えていく可能性があるのではないか。もっとも、ガバメントの改革の速度は遅いということもあるかもしれないが・・・。

☆小村氏は、たしかに従来は遅かったが、参議院の鈴木寛氏がリードしているグローバル人材育成推進会議や復興教育支援事業の速度はかなり速くなっているから、ガバメントのコラボもありだと思うと。

☆田中先生と大島先生は、たしかにそのコラボの道も探りながらも、同時に中学入試の問題を思考力重視に変えていくことが、日本の教育に大いなる影響を与えると思う。私学の主体性の意識もさらに強力にしたいと。

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☆という感じで、議論は尽きることなく侃々諤々。21会メンバーの興味深いところは、ガバメントや企業の教育政策や戦略を熟知しているという大前提のもとで、議論がなされるので、相互に確認しながら同時に何ができるのか先に進むことである。

☆何ができるかについては、ここではまだ披露することができないのはお許しいただきたい。

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