土浦日大中等教育学校 リベラルアーツな文化祭(了)
☆そして、すぐに直感した。2つの学びを統合するのは、この学び合いという共振共鳴の信頼であることを。奏で奏でられるという感覚である。このあと、中学生の英語によるディスカッション。トピックを与えられ、それについて突然ディスカッションする。
☆限られた時間で、ディスカッションするから、ひとり独走してもいけない。問いが互恵的に出され、問いとアイデアが螺旋上昇していかねばならないスリリングなパフォーマンス。もしかしたらある意味ディベートよりも難しいかもしれない。一瞬の沈黙を昇華できるロールプレイヤーは誰かこれほど明瞭になるコンテストはない。「競争」の概念が日本人にはわからないはずだと、生徒たちに教えられた時間でもあった。
☆このようなディスカッションができるのは、ふだんのリサーチ力がものをいう。生物学的な視点、社会学的な視点、社会統計的な視点、国際比較文化的な視点などさまざまな角度からリサーチしてまとめる編集力のトレーニングが必要だが、その成果の展示もあった。
☆中等教育学校という6年間の学びのFORMの最大の通過点はディベートかもしれない。世界の舞台で戦略的にコミュニケーションできるかどうか。なるほど、日本の未来は、土浦日大中等教育学校の生徒の頭脳にかかっている。
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