困ったときの併願校選択の情報の読み方[01]方法
☆併願戦略はもう決めているはずだったのに、実はあと1校か2校が決まらないというのは、この時期実はよくあること。
☆で、ぎりぎりなんとか決めようと思っていると、学校説明会が終わっていたり、あっても土曜日などは重なっていたりする。
☆そういうときは、直接学校に電話をして、対応してもらうように頼んでみること。学校によってはウェルカムだし、もう終わってしまったということになるかもしれないが、どのような電話対応をしてくれるのか、それもリサーチの一つ。
☆ただ、あまりにひどい対応でも、どうしても知りたい学校ならば、なんどか電話をすればよい。すると、対応するスタッフによって感じが違うということもあるかもしれない。
☆全部感じが悪かったら、そういう学校なのだろうし、人によって違うのならば、OKかもしれないし、学校全体の取り組みができていないとみなせるかもしれない。
☆しかし、問題はこの時期になって、訪れたい学校をどう選択したらよいのか、そもそもどの学校を選択して訪れたらよいのかという基本的な問題が残っている。
☆受験雑誌を読み返すもよし、塾の先生に相談するもよしだが、時間がないときに時間がかかる方法である。
☆そこで、Webを利用しようというわけだが、学校のホームページを五十音順で見ていくわけにもいかない。そんなとき日能研の「学校情報コラム」は役に立つ。
☆他の情報サービスサイトは、ほとんどが客観情報で、息吹が伝わってこない。ところが、日能研のこのページは、同社のスタッフが取材に行って、綴っているから、主観が伝わってくる。文章も短いので時間もかからない。
☆もちろん、注意をしなければならないことは、大事な情報は、日能研室生(N生)用に、門外不出だから、すべて言いたいことが表現されているわけではないということだ。
☆しかし、スタッフは、基本N生の顔を思い浮かべながら書いてしまいがちだから、息吹や熱が残っている。
☆まずはその雰囲気に触れるだけでも、学校に足を運んでみようかなという気になるものだ。この時期、雰囲気は大事である。雰囲気は勘ではない。目に見えない情報(暗黙知)をキャッチするセンサーである。大事なのである。
☆しかし、もう一つはセンスが大事。センスとは知性を表現する言葉でもある。スタッフがあえて書かなかったことはなんであるかに気づく分析も必要である。
☆雰囲気とセンスを研ぎ澄まし、読んでみてはいかがだろう。
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