世の中「知識方法論」が変わる[01]
☆3・11以降世の中は変わってきていると言われるし、私もそう思う。また、2012年に向けて国際政治経済はシフトチェンジがセットされているから、すでに何かが変わるとも言われてきた。
☆では、何が変わるのか?
☆それは「知識の方法論」である。
☆大学入試が変わると言われている。PISA型入試や適性検査型入試も広まっている。いったいこれは何を意味しているのだろうか?
☆EU首脳会議が失敗に終わり、イギリスのキャメロン首相は栄誉ある孤高の立場を表明し、国内外から批判を浴びている。それを受けてかNY株は大幅反落している。いったいこの国際政治金融のカタストロフィーは何を暗示しているのか?
☆日本の国内政治も相次ぐ大臣の失言で、打つ手が滞っている。いったいこの混迷は何を示唆しているのだろうか?あの野党の知識確認レベルの質問が国会答弁でなされる事態は何を意味しているのだろうか?
☆クラウドコンピューティングがトレンドになっているが、これが一般意志に通じるとはいったい全体何が起きているのか?
☆これはつまり「知識の方法論」のシフトチェンジなのである。21世紀は知識基盤社会と言われながら、知識を操作するITインフラやソフトはシフトしてきたが、その内実の「知識」そのものは、20世紀型のままであった。
☆いくらPISA型だとか適性検査型とか論理的思考だとかが大切だと言われていても、そのプロセスやシステムに流れる「知識」そのものは変わっていなかったのである。
☆それが、3・11以降、それではダメであるということに気づいたのではないだろうか。もちろんまだまだ無意識である。しかし、その無意識を意識化させたのはグーグルである。この無意識の意識こそ一般意志2・0で、いよいよJ.J.ルソー2.0の登場である。
☆フランス革命以降、J.J.ルソー1.0は、大きな影響をもちながらも、メインストリームではなかった。サンデル教授が現れて、カントだロールズだと言いながら、両者の思想ルーツであるJ.J.ルソー1.0はメインストリームにならなかった。
☆しかし、グーグルは、一般意志2.0を生んだ。この一般意志2.0は「知識の方法論」にどう結びつくのだろうか。J.J.ルソー2.0。これこそ≪私学の系譜≫の新たな局面である。
| 固定リンク
「教育イノベーション」カテゴリの記事
- 【八千代松陰】千葉から世界を変える(+1) 生徒の内なるトルネード(2018.06.27)
- 【八千代松陰】千葉から世界を変える(了) 教師力と先進的なティール組織(2018.06.26)
- 【八千代松陰】千葉から世界を変える(3) 知のトルネード(2018.06.26)
- 【八千代松陰】千葉から世界を変える(2) 知性と感性の空間(2018.06.26)
- 【八千代松陰】千葉から世界を変える(1)教育のキーワード(2018.06.25)
最近のコメント