困ったときの併願校選択の情報の読み方[07]北豊島
☆日能研の「学校情報コラム」の北豊島の記述は重要である。というのも、すてきなキャンパス空間についても、盛んな国際交流のプログラムについて何も書かずに、教師と生徒のコミュニケーションのすばらしさに焦点をあてて書いているからだ。
校長先生は、毎日生徒たちの様子を自分の目で確認をされ、直接指導もされるとのことです。少人数とはいえ、生徒の名前を全員覚えてらっしゃるようでした。
☆当たり前のようだけれど、ここは見逃してはいけない。少人数でも生徒の名前と顔が一致していない校長はもしかしたら多いかもしれない。実に大切な学校のコミュニケーション体制である。校長にお会いして話を聞いてみる価値があるだろう。
☆しかし、一方で、次の記述は気になる。
「確かな学力」を身につけさせるために、学習習慣の定着を図るべく「家庭学習実行表」を毎朝担任の先生に提出します。提出された「家庭学習実行表」は、一人ひとりの学習状況にあったコメントを添え、終礼時に返却されるとのこと。子どもたちの学習計画(Plan)、実践(Do)、自己評価(See)、担任の確認(Ckeck)により学習習慣の定着化が進んでいくようです。
☆PDCAではなく、PDSCというサイクルのようだ。PDCAも果たしてよいのかどうかわからないが、どこか自由な雰囲気があるが、PDSCは、生徒を人間としてではなく、まだ子供であるとみなしている感じがしてならない。
☆小学校1年生と話をするチャンスがあるが、すでに人間として立派な素養を体中で表現しているものである。判断や倫理感や、思考のプロセスはたしかにつたないが、自己をすでに持っている。中学生ともなればなおさらであろう。
☆子どもと接するとき、絶対に偏差値のメガネを通してみてはならない。世界人権宣言に反する行為である。あらゆる圧政と抑圧から人は解放されていなければならないのだから。
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