困ったときの併願校選択の情報の読み方[09]山脇
☆日能研の「学校情報コラム」の山脇のエッセイには勢いがある。こう始まる。
1903年創立の山脇学園。今年で創立108年。 教育改革と施設の全面リニューアルを行っている真っ最中の学園に行ってきました。
☆この文章は、山脇短大が今年の春になくなったということからすれば、ものすごくよくわかる。本気なんだなあと。
たくさんのかけがえのない絆がうまれるきっかけがたくさんあるなと感じました。
実際に訪問した際にも昼休みに突入したので廊下で生徒のみなさんとすれ違いましたが、元気よく「こんにちは!」とあいさつをし、友だちと楽しそうにお話している様子が印象的でした。見ていて気持よかったです。
☆「絆」は、今年のキーワードだし、「見ていて気持ちよかった」というのは、本当に山脇が何かから解放されたのだろうという思いが伝わってくる。そして最後の一文が重要だ。
EI(イングリッシュ・アイランド)やSI(サイエンス・アイランド)という素晴らしい施設も魅力的です!
☆プログラムと教育空間が連動しているということを示唆している。つまり、アフォーダンスという心理学的でもありコンテンポラリーアート的でもある手法ということ。100年以上の伝統が、こんな新しい教育活動を生んだのはどうしてか?
☆それは伝統と礼法・華道・琴・茶道が一体となって生んだのだろう。アフォーダンスとは内面が形をつくるという視点を逆照射する発想。つまりは、日本の伝統と文化が品性に結実した時、型が内面を生み出すという手法に通じている。
☆伝統がなければ型は形骸化すると浅薄にとらえられるから、アフォーダンス的着想は生まれない。伝統を上手に活用した教育活動のモデルになるかもしれない。共学化ではなく別学化でもしようものなら、ますますそうなるかもしれない。
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