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偏差値急上昇の秘密 無名から超進学校に激変 夕刊フジ

☆夕刊フジ(2011年12月17日)の一面に「偏差値急上昇の秘密 無名から超進学校に激変」という記事が記載された。メインは渋谷教育学園渋谷と神戸の須磨学園。だから新しい記事というわけでもないから、まあそういうことなのだろう。

☆しかし、このようなタブロイド誌にこそ、産経新聞の編集構造の「超自我、自我、無意識」のうち、「無意識」を動かす情報が流されるはずだから、教育に対する大衆の無意識の部分を公開したということだろう。

☆だから、この記事に掲載された「渋渋」「渋幕」「須磨」「広尾」「「順天」「巣鴨」「豊島岡」「青蘭」は、掲載されれば宣伝になるからと思う経営陣はいないだろう。

☆そんなお高く留まっているから少しレトリックを効かせようなどという編集方針でもないはずだが、ねらいは素直に、偏差値が急上昇した理由を知りたい、教育の質ではなく、もっと裏技を使ったのだろうという「無意識」の想像力のたくましさを編集方針に導入したのだろう。

☆これはお受験もののドラマの作成の方針にも通じるから、そう新しいものではないかもしれない。

☆したがって、経営陣にとっては、そうではないとここの部分を否定することはたやすいので、むしろそれらの学校の教育の本筋は何かを語るときに、そのような安易な理解ではなく、こうなんですよという説明をする機会を与えられたことになる。

☆つまり、日本の教育で今後ますます必要とされるクリティカル・シンキングを、学校と保護者が学ぶすてきなチャンスを提供していることになる。一般紙よりも実ははるかに有効な学びの場であるかもしれない・・・。時代は大衆芸能からやってくるというのは、歴史の真理であるかもしれないし。

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