質の時代も外圧で促進か?
☆関志雄氏(野村資本市場研究所シニアフェロー)によると、中国が産業構造のパラダイムを量から質へシフトするという。量より質だと言われながら、その実現がまだまだなのが日本。それは、広がる中国市場はまだまだ量だからだと高をくくっていたからだろう。ところが、
中国では、経済の「量的拡大」とともに、「質の向上」を実現すべく、「経済発展パターンの転換」が第12次五カ年計画(2011~2015年)において、最重要課題と位置づけられている。ここでいう「経済発展パターンの転換」とは、「需要構造の面における投資と輸出から消費へ」、「産業構造の面における工業からサービス業へ」、そして「生産様式の面における投入量の拡大から生産性の上昇へ」という「三つの転換」を指す。中国は、1970年代末に改革開放に転換してから、多くの構造問題を抱えながらも、年平均10%近い高成長を遂げてきた。経済発展パターンの転換を急ぐようになった背景には、労働力不足や、高齢化社会の到来、海外市場の低迷と貿易摩擦の激化、資源・環境問題の深刻化など、中国が直面している内外環境の変化がある。
☆こうなっては、日本もグローバル人材育成に質を加えざるを得なくなる。またも外圧によって、進化をとげる日本であるが、動機はどうあれ、よいことである。
☆野村と言えば、データマイニングからテキストマイニングまで優れたソフトをつくっていることで有名である。
☆前者のマーケティング手法は量的であるが、後者は質的リサーチの手法が加味される。もちろん、まだまだ量的側面が強いが、今後が期待される。
☆教育で言えば、私立中高一貫校の教育の質ルネサンスが到来するということだろう。
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