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首都圏中学入試2012[05]

☆2012年学校選択動向を探る視点④と⑤について考えてみよう。

④視聴率主義、選挙率主義、GDP主義、偏差値主義に対する学校の見識

⑤グローバリゼーションの光と影に対する教育の見識

☆両視点は密接にリンクスしている。というのは、グローバリゼーションの光の部分とは大共創共生社会への準備教育をする学校であり、当然視聴率主義、選挙率主義、GDP主義、偏差値主義を超えようとするビジョンのことを示唆している。

☆一方グローバリゼーションの影の部分とは、大競争という視聴率主義、選挙率主義、GDP主義、偏差値主義というポストモダニズムの極限値にいきついて超大衆社会形成をビジョンとすることを示唆しているからである。

☆そして極限値である超大衆社会とは、民主主義崩壊限界ギリギリまでいくということである。格差社会とは民主主義の崩壊過程社会である。ハシズムなどという言葉は、面白がって使っているうちにいつのまにかヒットラーの台頭を許すのと似た状態になる。

☆理念なんかいらないとか志なんていらないなんていう実証主義的態度は、優れた官僚であるがゆえにすぐにアイヒマンになってしまう。結構恐ろしい・・・。

☆3・11以降それが顕在化してきたから、ブレーキがかかっているのである。ともに協力し合わないではいられないじゃないかと素直に思える時代。民族の違いはあるけれど、宇宙船地球号のメンバーに変わりはないではないかと再認識できる時代。グローバリゼーションの光の部分の永劫回帰がいいじゃないかというファシストに抗うイタリアのゲリラのバイブルニーチェの「力への意志」にも通じるような時代。

☆そういえば、ヒットラーもニーチェを愛していた。影の永劫回帰。物事は両義性があるというのは世の常ということか。

☆それはさておき、宇宙船地球号としての大共創時代のビジョンを共有する時代は、どこからはじまるか?それは第四山の手ゾーンが収束するというか、第三山の手ゾーン×ハイパーリンクスゾーンにシフトするときやってくる。そして2012年はその始まり。

☆というのは、第四山の手ゾーンという拡大こそ大競争時代の象徴的広がりであるからである。これが再び第三山の手ゾーンに収束し、飛び地として国内外にある宇宙船地球号エリアがハイパーリンクスゾーンを形成するのが、第五山の手ゾーンということになるだろうから、この第五山の手ゾーン=第三山の手ゾーン×ハイパーリンクスゾーンを盛りたてる学校の存在を探すのも大切ではないだろうか。

☆エリア的には、西武、東武各線で山手線につながるエリア、小田急、中央線、京王線、南武線、りんかい線が接続する山手線エリア、なんといってもこのエリア内で生活と教育を隣接させているクリエイティブシティ構想(かつての田園都市構想)を形成してきた田園都市線や東急線エリア、上野や秋葉原、日暮里につながる千葉、茨城エリアということになる。この中で宇宙船地球号的価値観を持っている学校。

☆もちろん、これらの沿線の延長上には、成田や羽田からリンクスするわけである。こんなことを考えて教育活動ができる私立中高一貫校を探したい。本ブログで紹介した以外にグッドスクールはあるかもしれない。

☆ともあれ、そんなGSで学園生活を送ることができたなら、6年間で想像を上回る成長を果たすのは間違いない。すべてはモチベーションにかかっている。そしてそのモチベーションはルーチンからは生まれないからである。

☆今月ギリギリまで、学校説明会はある。

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