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首都圏中学入試2012[23]

☆本日、神奈川エリアでは、栄光と浅野、湘南白百合が、昨年の最終応募者数を超えた。横浜女学院A、清泉①も超えた。浅野は、2月3日入試が故に、いろいろな価値観(つまり教育の質を重視する価値観と大学進学実績を重視する価値観など)の集結拠点だから、実態はわからないが、他の学校は教育の質を重視する価値観が基本だろう。

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☆厳しい時代だからこそ、そしてGDP主義、金融資本主義が世界同時選挙イヤーで問われる時代だからこそ、教育の質は大事なのであるという流れができてくれるとそれは子どもの未来にとっては良いのだが。果たしてそうなるだろうか。

☆とはいえ、浅野のように、多様な価値観の家庭が集まった時に、その多様性を受け入れつつ新たな次の次元の理念が生まれてきたとしたら、それは凄いことである。

☆理念の未規定性ということになれば、それはフラクタルな質感や後期ヴィトゲンシュタイン的な言語は操作であるという現代数学的な発想、つまりコンテンポラリーアートの志向性が浅野から発信されるということになる。

☆これは凄いことである。クールジャパノロジーとしての文化は今まで言われてきたが、クールジャパノロジーとしての教育。つまり理念の未規定性や無限性、見渡せないものを把握する学力という話になって興味深い。

☆そういう意味であるならば、浅野や豊島岡女子のような入試日設定は納得がいく。

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