首都圏中学入試2012[36]
☆四谷大塚の速報によると、慶応普通部の最終出願は、585名(昨年最終=687名)。開成は、1179名(昨年最終=1176名)。
☆つまり、前年対比は、慶応普通部85.2%、開成は100.3%。
☆学費の高さが問題なのか、それとも駒東に向かったのか?それでもゼロサムにならない。
☆いわゆるこのレンジの学校を受けられる生徒が公立中高一貫校に向かうわけはない。
☆ウム。そうかぁ。偏差値は結局割合だから、模擬試験の母集団が減っているから、そのレンジの生徒の数も減っているということ。
☆つまり偏差値に依拠して志望校を決めているから、それ以上チャレンジする生徒がでないということかもしれない。
☆偏差値の構造的な欠陥が、自ら中学受験市場を冷やしている。。。
☆市場もまた限界やパラドクスやエントロピーの問題があるのだから、きっとそうだろう。
☆限界を超えるには、新しい方法が必要である。つまりテストのイノベーション!
☆秋入学、論理思考テスト、適性検査型試験、PISA型入試が注目されている昨今である。
☆中学受験の模擬試験や中学入試のシステムの変わり目でもあろう。
☆しかし、その転機は、来年以降である。今年の受験生は目の前の状況しか見えない。しかし、入学してから6年後、つまり2018年ごろはどうなっているかを少し考えてみるのもよい。こんな直前になってから?もちろん、第一志望は変える必要はない。しかし、併願校はまだまだ比較衡量したほうがよい。
☆英語は、きちんと外国語習得の専門的スキルを研究している学校とか、数学は最近接領域を共有するコミュニケーションパワーをもった教師がいるとか。現代思想は英語と国語の両方から接近できる教師がいるとか。
☆21世紀型ビジョンとこのような教師力を大切にしている学校でなければ今後の世界リスクを回避できないかもしれない。
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