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首都圏中学入試2012[51]

☆今年中学入試の応募者増の手ごたえを感じている佼成学園女子。PISA型入試で各メディアから取材をされ、話題を呼んだ。しかし、江川教頭は、「それは生徒獲得の手ごたえのきっかけにすぎず、PISA型入試が完成するまでの教育背景がしっかりしているから、少しずつ評判になったのです」と語る。

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☆PISA型入試は、グローバルスタンダードな思考力・表現力に照準をあてたテスト問題の作成が不可欠。入試問題は学校の顔であるから、学校の教育活動にグローバルスタンダードが浸透していなければできない。

☆したがって、佼成学園女子には、PISA型入試ができる大前提として、英語教育とリベラルアーツ的な教科横断型の視点をもつ教員の存在が必要だった。この2つの教育が根付くには10年以上の歳月がかかったということである。

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☆今では、ニュージーランドの一年間の留学がすっかり定着し、帰国後の生徒の英語力ばかりか文化に対する深い理解度もアップし、自分の世の中に貢献したいという将来への思いを実現する手段としての難関合格への成果もでている。

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☆しかし、そうなるまでの道のりについては、大学通信のブログでは、全校をあげての英検学習の取り組みである「英検まつり」にあると評価されているようだ。

「英検まつり」を通して感じたのは、「達成グラフ」の表1枚とっても手作りです。それを作る先生方の愛情です。時代性に即し、「英語」を重視するのはもちろんですが、それだけでなく自校の生徒にはどの様な教育方法があっているのか。そこまで考えて色々な試行錯誤を先生が行う。この「手作りの愛情」こそ、私学の大きな強みの一つではないでしょうか。学校を選ぶ際、ぜひ各校の「手作り感」に注目してみて下さい。

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☆そして、この「手作り感」の愛情を大切にする一方で、それが持続可能性ある教育実践になるようにシステム化する手も打ってきた。「導入期→転移期→自覚期→発展期」という4ステージ制を確立したのはその象徴だろう。この中で思春期の「転移期」とは、佼成学園女子の強みである英語の学びが、他教科の学びや葛藤を克服して成長するためのスキルとして転移するというシステム。各教科の教授法と教科横断的な生徒の学びの方法がクロスしてタフな成長力を創り出すのである。

☆この教科横断的な学びの実現こそ、PISA型入試として実現するのである。さて、それでは佼成学園女子の教育はこれで完成したのだろうか?いやいやまた新たな戦略を考案中と言うことである。そしてそのための強い味方として、可動式の電子ボードも12台そろえたところだという。江川教頭がプロデュースする次なる手とはどんなものだろう。「今までやってきたことを土台に時代の要請に大いにこたえる教育実践を考えているところです。この電子ボードも役に立つでしょう」ということである。

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