大学入試から見る中高一貫校[05]
☆前回の聖学院大学の山下部長の分析同様、今年の立教大学の志願者傾向は、経済、法学、社会学、観光関係の学部は減り、経営、理学部、コミュニティ福祉、心理学は増えている。マクロや制度論の分野ではなく、人間一人ひとりに関係する領域、生産技術のセルフラーニングができる分野が着目されているのは、たんに流行のトレンドというより転機の時代を迎えているといえよう。
☆そういう意味では、中高時代の時代のパラダイム、つまり深層に横たわる問題を見出すトレーニングは欠かせない。立教グループの立教女学院は、6年間一貫を通じて、研究論文をつくりあげる。3月10日、その研究発表会がある。
☆同学院のサイトには、次のように、説明が公開されている。ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。すでに、女子校の自由な雰囲気が、発表テーマからもうかがえる。興味深いではないか。
立教女学院では、中学校3年間で培った課題設定力・調査研究力・発表力を基礎に、高1・高2の準備段階(論文作成のためのオリエンテーション受講およびテーマの模索・テーマに関連する読書活動)を経、高3で卒業論文の作成を行っています。
今年度も、多くのユニークな卒業論文が提出されました。今年は、高3生徒2名による卒業論文発表だけでなく、卒論作成の経験が、その後の大学生活や就職活動にどのように役立ったかという卒業生の話もあります。是非ご来校ください。
【日時】2012年3月10日(土)14:00~15:30 (受付開始 13:20)
【場所】立教女学院 講堂
【対象】小学校5年生以下の本校受験希望者および保護者(予約不要)<プログラム内容>
1.開会挨拶 校 長 平塚 敬一
2.卒業論文について 国語科 高橋 育子
3.高3生徒による卒業論文プレゼンテーション
①「タイにニューハーフが多い理由」
~ なぜタイにニューハーフが多いのか ~
②「劉備の能力と君主の条件」
~ なぜ劉備は蜀漢王としての地位を確立できたのか ~
4.卒業生の話「高校卒論と大学での学び」
5.高3生徒によるミニ学校紹介
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