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転機の学校2012[01] 新イノベーティブスクール 21会校

☆昨日27日(月)、広尾学園9階応接室で、「第3回21会(21世紀型教育を創る会)」が開催。21会の座標軸とその現実態をめぐるリッチな議論が行われた。

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☆転機の2012年という時代認識を語り合い、これまでの中等教育学校、高等教育の在り方を偏差値市場から解放しようという思いを一つにした同盟校である。

☆グローバル資本主義の進化は、そのシステムを強化してきた教育システムが存在していたからであり、そのような旧来の学校化社会を21世紀型にシフトするには、世界中の人々とコミュニケーションができるレベルの英語力とそれを可能にするICTインフラの最大有効活用が必要であると議論されていた。

☆英語を国内大学に行くための道具として学ぶのではない。ICTをプレゼンの道具や連絡の道具として使うのでもない。

☆世界中の人々が対話し情報を交換しながら、人類の地球の課題を<いま・ここで>発見し・解決していくことが結果的に世界の課題を解決することになるという人間としての言動を貫徹するために学ぶのであると。

☆大学受験もその<いま・ここで>の課題であり、大学受験の実績を上げるために進路指導を行うのではなく、この思考停止受験システムの鉄鎖を断ち切るために受験指導をしようとするとどんな新しい地平がかなたにみえてくるのか、そのような話題が展開されていた。

☆この転機の学校を創造することがイノベーションであって、新たな技術を活用するからイノベーティブスクールなのではないのである。もちろん、思考のない技術は愚かで、技術のない思考は空虚であるから、革新的な技術も活用する。だが、しかしそれがソフトの活用なのではない。革新的な技術も思考が伴わないものは、ハードでしかないのである。

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☆それゆえ、21会校は、論理的思考やクリティカルシンキング、アートに力を注いでいるのである。子どもたちのタレントを従来の器に閉じ込めようとするような知識偏重の大学受験勉強や進路先教育が、いかに多くのタレントを潰してきたことか。

☆タレント、テクノロジー、そしてトレランスという3Tのシェアこそが地球市民が求めている教育なのである。かれらに偏差値を上げることを保証することがどれほどの意味があるのだろうか。そんな議論が春寒の夕刻になされた。

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☆イノベーティブスクールとは、トータルな知のイノベーションである。今は第2のITバブル到来と言われているが、なぜバブルなのか、それはパーツの知のイノベーションだからである。トータルな知の形成こそこれからの学校が担う教育。その教育を行ってきた中等教育と接続する大学は、果たして日本にあるのだろうか?そんな疑問から、大きなビジョンが生み出され、実現への活動プランが生まれてくる。21会が生み出すトータルな知のイノベーションとはいかなるものか?

☆今後が楽しみである。

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