首都圏中学入試2012[62]
☆嘉悦理事長・校長もかけつけもてなす。受験生にも応援している教師にも力を与えるリーダーシップ。このような瞬間にこそ組織の強さがわかる。
☆今回のプラウド入試は、4教科受験、2教科+作文入試、2教科+英語の3種類。しかし、どれにも共通しているのは、思考力を要する骨太の問題を出題していることだ。
☆石川教頭にお話を聞くと、「帰国生もかなり多く、その手続き者も多かった。なおかつ今回のプラウド入試で英語体験者が加わると、グローバルな雰囲気がより濃くなります。新しい教育のヒントが生まれるかもしれません」とのこと。
☆また、「2日目の午後入試は、実受験生は半減近くになるはずだが、作文入試は76%である」ということだ。
☆なぜ受験率が高いのか質問すると、「学内の若い先生方を中心に問題作成のプロジェクトをつくり、作文対策講座の授業を展開してきた。参加した生徒も教師と知的に意気投合していたので、その雰囲気がよかったのではないかと思っています」と語られた。
☆「国語・算数・理科・社会の問題も、1年前から、そのコンセプトをつくり、7月に対策講座を実施し、さらに丁寧にリフレクションをしていく過程で質の高い問題作りに到達できたと自負しています」という話である。
☆知的ニーズを受験生と共にシェアしてきた過程には、相当興味深いドラマがあったに違いない。いずれ詳しくインタビューしようと思う。
☆何よりかえつ有明は、私学人のルーツである嘉悦孝が創設した。麻布の創設者江原素六と同時代人。内村鑑三より一世代前。つまり、かえつ有明は≪私学の系譜≫のルーツ中のルーツなのである。不易と流行のダイナミックな動きがどのように生まれたのか教育関係者ならだれでも知りたいはずである。
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