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首都圏中学入試2012[69]

☆2月5日、洗足学園の3回目の入試が行われた。神奈川県の数ある私立中学校のうちグッドスクールである洗足学園最後のチャンスとあって、468人の受験生が集結。今年の中学受験者数は激減と言われているのとはまったく違い、活況を帯びた中学入試風景に驚愕。

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☆神奈川エリアの女子校の中で、同校と湘南白百合の教育の質はフェリスを上回る勢いであるが、3日、4日に集中して、つまり2日前から急に応募者が増えたということだ。その数なんと210人。この人気の秘密はなんだろう。

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☆前田校長自ら、受験生をもてなす。写真の係生徒は、中1の頃から毎年手伝っているそうだ。後輩を迎える準備の気持ちを身を持って表現する。それほど学校に誇りをもっているということだ。こんなにたくさん自分の学校に受験生が受けに来るのを見て、どう感じますかと尋ねると、「グッときます!」と。

☆洗足の生徒は、いわゆる難関大学や海外の大学に進んで、将来世界で活躍する才能の持ち主。しかし、重要なことは、係生徒の姿は、イエス・キリストが、導者として慕ってくる人の足を洗う姿に重なるということである。これは、係生徒に、校長がありがとうと感謝する姿にも重なるのである。

☆グローバル人材とは、共に生きる力を持っていなければならないが、その共に生きる力の具体的な実践が、中学入試のシーンにもあった。同じような風景が、さまざまな係を遂行する在校生の姿に浸透していた。

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受験生・保護者に挨拶。コミュニケーションの基本姿勢がさわやか。

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明るく柔らかい雰囲気で案内する係生徒。

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温かい飲み物でもてなす係生徒。身体だけでなく、気持ちもやわらぐ。

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インフルが流行っている折り、体調を崩した生徒のためにすぐにヘルプできるように準備をする係生徒。

☆試験が開始してから、厳寒の中、応援していた塾の先生方をもおもてなし。ここにも「洗足」の精神が浸透している。温かいコーヒー、スープ、軽食が用意されていた。まさにグッとくる。

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☆身も心も温まったところで、前田校長が感謝の気持ちを伝えると同時に受験状況の速報を説明するために表れた。今年の応募状況や歩留りは例年とは違う感じだが、どうだろうと塾の先生方と対話も。どうやら、一つの学校を何度も受けるというより、色々な学校を併願する傾向だったようだ。また併願校の数も少なくなっているし、第一志望校1校しか出願していない生徒も目立ったというような話も。

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☆偏差値というベルカーブや平均の考え方が、あてはまらなくなってきたということだろう。べき数の現象が受験の世界に起こり始めているということか。そんなことを思いながら、帰途につこうと思っていたら、先ほどの保険の係生徒が、何かあったときのために待機しながら、勉強しているではないか。「お手伝いをしたからといって、宿題が減るわけではないので(いや少しだけ考慮されるという生徒もいたかな)時間の合間でやっているのです」と。

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☆どうやら、ここに洗足学園の人気の秘密があるようである。

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