首都圏中学入試2012[70]
☆昨日、筑駒の合格発表。定員120名のところSAPIXからは83名合格。日能研からは16名合格。Nが24名だったら、転機の中学入試は確実だったが、画竜点睛・・・だったなァ。
☆それでも13%だから、ぎりぎりシェアである程度回復できる力は残っているか。
☆ただ問題は、ことはNの問題だけではなく、こんな寡占状態の中学受験市場は困るのではないか。中学受験者が無限にいれば問題はないだろうが、市場としては小さなパイである。したがって、このままでは、中学受験市場そのものが下降する。
☆だいたい学校当局が問題であると考えるだろう。
☆私学は、私学市場を大胆に創らねばならない。そういう意味では、やはり中学入試は転機であり、それは中学受験市場の衰退に私学が巻き込まれないように動くがために起こることなのだろう。
☆おそらく、私学に通わせる父親の中から、この危機を救うビジネスを生み出す起業家がいるだろうなァ。いやむしろ母親からのほうがその可能性は高いかもしれない。
☆それは、私立学校の作成する入試問題が思考や論述に対するこだわりが増えてきたことによる。ここの分野は、「家庭―塾―私学」という従来型の受験準備ではなく、「家庭―学校」という受験準備に変化するだろう。
☆というのも学校はエクステンション機能を持ち始めているからである。そのエクステンション機能と中学入試の情報シンクタンクが結びつけばよいだけなのである。
☆そしてそこでは、偏差値算出の模擬試験ではなく、SATやIBのような学習支援型の評価テストが活用されるようになるだろう。もちろん、端末はiPadやPCなどを用いて。なんてたって、21世紀型教育にシフトするのだから。
☆電子ボードも重要だが、さてどこが一人一台iPadやiPhoneを活用するだろうか?エクセル使用だけで、モチベーションを上げることができるし、アイデンティティを作れる。学習習慣もつけられるのだから。コストをかけず、アイデアとイノベーションで!
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