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首都圏中学入試2012[74]

☆東京女子学院(TJG)の金井校長先生、髙山副校長とお会いした。今年の中学入試スタート直前からその健闘ぶりは紹介していたが、やはりその通りになった。昨年の倍以上の受験生が手続きをしたそうである。

☆その理由はなんだろう?

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☆一言でいえば、面倒見がよいからである。そしてこのスクールアイデンティティと今回TJGの教育を支持した面倒見の良い塾・教育関係者のアイデンティティとのマッチングが広がったということだろう。

☆面倒見といっても、その奥行きは学校によって違う。TJGの場合は、どのような面倒見なのか?今回NHKのニュースでも放映された同学院の適性検査型入試だが、入試終了後、その場で生徒と保護者に解説をしたそうである。

☆適性検査の内容は、これから成長していく受験生の心の座標軸となるふるさとを作っていくことの重要性や3・11も踏まえた東北旅行の設定の中で教科横断的な視点でものごとを見つめ、考えることの大切さを問うものであった。

☆公立中高一貫校の適性検査とはまったくコンセプトと内容が違っているではないか。建学の精神と生徒の成長のクオリティの共鳴をつくっていくことが明快に表現された内容であったし、何より入試という機会が、たんなる選抜の時間ではなく、共に生きる時間の共有だったのである。

☆髙山副校長は、「いったんお預かりした生徒は、6年間とことん面倒をみます。100%満足していただける教育を実践します。すでにその実績は、多くの保護者や塾、教育関係者に評価され、100%4年生大学現役合格という成果もでています」と熱く語られた。その熱意が、面倒見の良い塾関係者の心を動かしたのだろう。

☆入試はある意味ドラマさながらの面もある。さまざまなお話をお聞きしたが、それは今後学校説明会などで語られるだろうから、ぜひ参加して欲しい。その方がはるかに臨場感があるだろう。

☆ただ、一つ次の金井校長の言葉だけは紹介したい。「本学院は、生徒全員が弦を奏でる授業があります。この弦をともに奏でるのは、たんに音楽の学びをしているだけではないのです。弦の響き合いには、仲間たちの真剣な協力が必要だし、たとえば、第一バイオリンを弾くようになると、自信と誇りをもちつつみなをまとめていくリーダーとしても成長していきます」と。適性検査型入試は応募戦略として行ったのではなく、あらゆる教科で、生徒の成長を支えることができる文化があってこそ行えたのであると実感した。

☆そして、さらに金井校長は、「その子の弦の響きや演奏の姿勢ひとつで、今の心の状況が響いてきます。がんばっているなとかそうでないとか気づくものです。そんなときは担任とすぐに対話します。生徒一人ひとりのケアは、生徒が自らを表現するチャンスが多いからできるのです」と。

☆TJGの面倒見のよさの本質はここにある。

※)東京女子学院の受験チャンスは、今月8日、11日にもある。

詳しくは→入試要項を参照。

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