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東大合格発表の季節2012 [09]

☆筑駒は拡充型才能教育を行っているわけであるが、東大合格者をたくさん輩出している国公立の高校は、多かれ少なかれ拡充型才能教育を実践している。そういう名称を使わないだけである。

☆今年52人(東大前期)の合格者を出している学芸大付属高校も然り。教科書の枠をずいぶん超えて、幅広く授業が展開されているという。

☆39人輩出している県立浦和も進学重点校であるというゆがんだ面もあるが、哲学書を読んで探求する教養主義的活動も行っているようだ。

☆30人輩出の県立千葉は、公立中高一貫校にシフトしているから、拡充型にならざるを得ない。同じく30人輩出の愛知県の旭丘は、県教委からスーパーハイスクール(自然科学)の指定校となっている。

☆同県の岡崎からは、日比谷と同数の26人を輩出しているが、こちらは文科省からのスーパーハイスクール校として指定されている。日比谷は日比谷で進学重点校であるし、もともと伝統的に教養主義的教育がベース。それゆえ高校の独自入試問題も作成しているわけである。

☆そういえば、前回紹介した横浜サイエンスフロンティア高校もSSH指定校であった。

☆こうしてみると、ある意味当然であるが、領域ⅠやⅡが本来的であるような気がするのであるが・・・。

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