聖学院大学 転機の2012年を促進する
☆明日あの3・11から1年を迎える。私たちは何を学び、何を変えようとしているのか。転機の2012年を迎える気概を、明日は確認することになるだろうが、学校化社会を支える教育は、どのように変化するのだろうか?そしてそのための方法は何か?
☆これについて、聖学院大学の学長阿久戸光晴先生は、各紙メディアで語っている。埼玉新聞で書かれたメッセージが、同大学サイトに掲載されているので、ご紹介しよう。
※2012年1月6日付 埼玉新聞掲載(⇒紙面PDFは「120307seigmsg.pdf」をダウンロード
)
この震災から私たちは何を学ぶべきだろうか?聖学院大学は小規模校ながらも早い時期から被災地支援に乗り出した。現地の痛みを理解し人々を癒す、まるで「絆創膏」のような活動を目指した。「創」は傷、「膏」には覆い包むとの意味がある。被災地に寄り添い、人々と痛みを分かち合うことで「絆」を結ぶ取り組みである。実は、このことが「大学での学び」へ本質的に通じている。
今、大学生の学習意欲や学力、社会への適応力などの低下が指摘されている。とりわけ、産業界からの声は厳しい。中には、少数のエリートに集中的に投資し「世界一」を目指すべきとの意見もある。しかし、その発想にははっきりと異を唱えておきたい。
大学は本来、学生が社会との絆を自覚し、その上で自分に出来ることを学ぶ場だ。挫折を知り、他人の痛みを知るほど、学生には大学で学ぶ意味や目的がはっきりと見えてくる。これが真の「学ぶ力=学力」ではないだろうか。大震災は強烈な痛みをもって、私たちにそれを気づかせてくれた。
☆少数の選ばれたエリートという背景には、明治維新以来政府及び官僚がとってきた優勝劣敗主義の文化資本がある。これは、偏差値主義、大学進学実績、大企業主義、GDP主義という権威と権力の奪取主義につながっている。官尊民卑、学尊民卑というパワハラ、アカハラという抑圧主義はここから生まれてきた。
☆3・11以降、この文化資本を捨て、新しい文化資本を創らねばならないという痛みを刻印されたのが福島を中心とする東北の被災地である。
☆1年たってまだまだ癒すことのできない痛みと傷をいかにして癒すのか。私たちはそのことを学ぼうとする力が今試されているのである。阿久戸学長は、そのことを高らかに訴え、そしてその傷を癒し、そこからイノベーションを創り出す学ぶ力を未来の世界市民に託すべく新しい学科「こども心理学科」を新設された。
☆このチャンスに気づいていない転機の2012年を拓く若者よ。まだチャンスはある。ぜひチャレンジしてみてはどうだろうか。
■審査日
2012年3月20日(火・祝)
■出願期間
【通常受付扱】
郵 送 : 2012年3月12日(月)~3月16日(金) 必着
窓 口 : 2012年3月16日(金) 受付9:00~12:00
インターネット: 2012年3月13日(火)~3月15日(木)
【当日受付扱】
インターネット:2012年3月16日(金)~3月19日(月)
※上記日程でインターネット出願をした場合は、当日受付扱いとなります。
検定料をコンビニで振込み、出願書類一式を当日窓口へお持ちください。
当日受付 8:00~8:50■合格発表日
2012年3月22日(木)
■手続期間
2012年03月22日(木)~03月26日(月)
■出願書類
入学願書・副票/受験票・高等学校調査書
■検定料
30,000円
(注意事項:シーズンパス方式/複数回受験無料)■審査方法
・小論文(60分/800字)
・面接(15分程度)■試験会場
聖学院大学
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