「学び学」のヒント
☆「学び学」にチャレンジしている先生方と話をしていて気づいたこと。
☆それは、生徒の学びの環境をつくるベースが12通りあるということである。
①知識ベース
②ツールベース
③タスクベース
④道徳主義ベース
⑤態度主義ベース
⑥心理学ベース
⑦体験ベース
⑧学習理論ベース
⑨メタ認知ベース
⑩思想ベース
⑪対話ベース
⑫コミュニケーションベース
☆これらは、実践の場では、複合的に活用されているが、「学び学」にチャレンジしていない学校の場合、⑧から⑫がない。特に⑨がない。
☆⑨のない、①から⑧ベースの学び、あるいはそれらを組み合わせた学びは、生徒がなぜ伸びるか実はよく解明されない。⑨のない⑩、⑪、⑫は本来ないのであるが、もしあったとしたら、抑圧的な雰囲気が漂い、困ったエリート主義かリバタリアン主義になる。
☆というのも、メタ認知が可能なところでなければ、知は外発的、外生的、形式的なままで、内発的、内生的、内面的な時熟へと変容しないからである。
☆ただし、もし「思春期学」あるいは「起業学」が機能していれば、それらでこの変容は促進できる。ということは、もしかしたら、授業は機能的でシンプルな構成で十分であるケースもあり得るということか。この発見は、結構重要。イノベーティブティーチャーとの対話こそ、未来の教育をイメージできるものであると実感する今日この頃。
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